広島・誠也 2発でついに1本差!岡本和とは一時16本差も逆転キング見えた! 3位巨人と2・5差接近

[ 2021年10月18日 05:30 ]

セ・リーグ   広島4-2阪神 ( 2021年10月17日    甲子園 )

<神・広22> 8回2死、鈴木誠は左越え本塁打を放つ (撮影・平嶋 理子)  
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 広島・鈴木誠也外野手(27)が17日の阪神戦で2本塁打を放ち38本塁打とした。39本でリーグトップをいくヤクルト・村上と巨人・岡本和に1本差に迫り、球団では14年エルドレッド以来の本塁打王を視界に捉えた。チームは3連勝で試合のなかった3位・巨人とのゲーム差を2・5に縮め、逆転キングに逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出へ、また一歩前進した。

 鈴木誠の勢いが、そのまま赤ヘルの逆襲に直結している。2―0の4回1死、フルカウントから秋山のカーブを左中間席へ運ぶと、1点差に迫られた直後の8回2死ではアルカンタラの154キロ直球を再び左中間へ38号。相手に傾きかけた流れを呼び戻した。

 「たまたま甘い球が来たという感じ。1点でも多く取ってあげたら(投手陣が)楽になるなと思っていた。(8回は阪神が)押せ押せの雰囲気になっていたので、甘い球を振り抜けたのは良かった」

 3試合連発で直近5戦5発。リーグトップのヤクルト・村上と巨人・岡本和に1本差と急接近し、球団では14年エルドレッド、球団日本選手では05年新井貴浩以来の本塁打王も見えてきた。8月25日時点では15本塁打で、トップの岡本和とは16本差あった。その後の43試合で23発と量産。過去最大の逆転キングは72年長池徳二(阪急)の15本差で、史上最大の逆転本塁打王の可能性も出てきたが「(タイトルは)どうでもいいです」と、これまで同様に個人成績には興味を示さなかった。

 求めるものはただ一つ。チームの勝利であり逆転でのCS進出だ。現在の1軍には16年からのリーグ3連覇を知らない若手が多く、野手主将の鈴木誠が担う役割は大きい。今季から定位置をつかんだ小園や林が、先輩投手に対しマウンドまで声を掛けに行くのは「打つだけではなく、そういうところも大事になるよ」と鈴木誠の言葉があったからだ。

 「新井さんや黒田さんみたいな助言はなかなかできない。でも、少なからずここ何年か1軍でやらせてもらっている。(林)晃汰とか宇草より経験はあるし、僕も同じような経験、同じような悔しい思いをしてきた。人それぞれ考え方は違うので“俺はこう考えていたよ”ということは伝えています」

 残り7試合で3位・巨人とは2・5差。3連覇は過去となり、新たな物語が始まっている。鈴木誠を中心とした「奇跡」という派手な物語が――。(河合 洋介)

 ○…鈴木誠(広)が3戦連発となる37、38号。1試合2本塁打以上は今季7度目で、セ・リーグの現役選手で通算20度は丸(巨)、山田(ヤ)と最多で並んだ。本塁打王争いでもトップに1差と迫り、打率とともに2冠が視野に入る。セで本塁打王と首位打者のダブル獲得は92年ハウエル(ヤ)まで4人。右打者では61年長嶋茂雄(巨)以来2人目の快挙がかかる。

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