楽天ドラ6右腕がまた完封 早大・西垣雅矢が30イニング無失点に「相手をよく見て投げられている」

[ 2021年10月18日 14:42 ]

東京六大学野球・第5週第2日   早大3―0明大 ( 2021年10月18日    神宮 )

<明大・早大>初回1死一塁 丸山を見逃し三振に斬る早大・西垣(撮影・久冨木 修)      
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 早大が明大に2連勝を飾った。0―0の7回1死満塁から3番・中川卓也内野手(3年・大阪桐蔭)が走者一掃の右翼線二塁打を放ち「前の打席はチャンスで三振していた。西垣さんが頑張っていたので、何とか1点と思っていた」と喜んだ。

 楽天からドラフト6位指名を受けた西垣雅矢(4年・報徳学園)は9回8安打無失点で今季2度目の完封勝利。無四球で11三振を奪う快投に「相手をよく見て投げられている」と振り返った。

 8回までの119球の内、直球は29球だけ。得意球のフォークを軸に、変化球主体で組み立てた。明大打線は試合途中から変化球を狙い、投手寄りに立ち位置を変えてきたが、慌てずに対処した。3―0の9回には無死一、二塁のピンチを招いたが、一転、直球勝負で切り抜けた。最終回は23球中、直球が13球。「要所での真っすぐが良かった」と納得の表情で142球を投げ抜いた。

 30イニング連続無失点を続ける右腕に、小宮山悟監督は「監督のアドバイスがいいんでしょう」と、おどけると「これだけ点を取られないとは思っていなかったが、プロに出しても恥ずかしくない投手」と成長に目を細めた。(川島 毅洋)

 ◇西垣 雅矢(にしがき・まさや)1999年(平11)6月21日生まれ、兵庫県出身の22歳。小3から野球を始め、梁瀬中では軟式野球部に所属。報徳学園では2年秋からエース。3年センバツは4強入り。早大では1年春にリーグ戦デビュー。1メートル84、86キロ。右投げ左打ち。

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