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ソフトB柳田に「運命ポーズ」見せたい…“本家”中国人マジシャン、願望実現へ研さん重ねる日々

[ 2021年10月18日 09:00 ]

中国人マジシャンGOさんは柳田の「運命ポーズ写真」を両手首で挟んで本家「運命ポーズ」を決める
Photo By スポニチ

 普段は不可思議テクで、見る者を二度見させる男が中継画面を、二度見したという。ソフトバンク・柳田悠岐外野手(33)が、16日のロッテ戦で10月1本目となる28号3ランを放った。ダイヤモンド一周後、ベンチに戻って久々のホームランパフォーマンス。“定番”に期待していた男はピストルを乱射するポーズに変わっていたことに栄枯盛衰、流行の変化の早さを痛感した。

 「正直、生々しかったです。女子高生の流行も終わるの早いし。でも相変わらず、すごいです。柳田選手は」

 発言者は中国人マジシャン「GO(ゴー)」こと北京出身の呉思亮(ゴ・シリョウ=27)さん。日テレ系トークバラエティ番組で、街角インタビューを受けて自慢のプロマジックを披露。「運命です」と顔の前に右手と左手をずらして合掌、仏前で拝むような決めポーズを披露。若者がSNSに写真を掲載する際のポーズとして、ジワジワ人気が出た。番組放送を見た柳田もポーズを真似てファンの間で話題となった。春先から東京五輪開幕前くらいまでギータの「運命ポーズ」は、おなじみに。同時にGOさんのテレビ番組出演オファーも徐々に増えていった。

 「何か決めポーズがあった方がいいなと。中国では右手を左手の上に乗せることで“平和”を意味します。日本と中国の懸け橋になれないかと。LOVE&PEACEですが顔が格好良くないからモザイクの替わりに」。策を練って完成した。

 GOさんは1メートル88、90キロと体型は柳田と大差ない巨体。大学進学を狙って17歳で来日し半年間、通信高校で日本語を学び、大学4年間マジックバーで働いて大学3年のときに師匠からプロ認定を許された。19年に都内にマジックバー「GO」を開店したがコロナ禍で約1年で閉店。アルバイト中に街頭インタビューで注目を浴びた。

 卓球文化の北京育ち。野球のルールは分からないが柳田が「運命ポーズ」をやってくれている縁でホームランのとりこになった。「手品はセンスですが柳田選手の打撃センス、アイデア、テクニックは素晴らしい。時間があったらお会いしたいし目の前で本当の“運命ポーズ”を見せたいんです」。柳田と対面しマジックを披露する願望実現のために最近は新たに催眠術も習得中。研さんを続けている。

 自身の携帯電話はソフトバンク社製で福岡県には5、6回訪れたことがある。「ソフトバンクも好きですし、福岡といえば中洲。情熱的でハタカ(博多)ラーメンが好き。街のトンコツのにおいとか」。きゅう覚から福岡を思い出せるという。

 ソフトバンクは18日時点で今季残り5試合。翌19日には優勝マジック点灯中のロッテとの再戦を控える。打線奮起の鍵を握る柳田の復調は、かすかな可能性を残すCS進出に好材料。GOさんも「(漫画)ドラゴンボールみたいにヤナギタZになって欲しい」と謎の表現でエールを送る。運命のラスト5試合。柳田ら攻撃陣だけでなく、工藤マジックのタネは多彩に準備されているとみている。(記者コラム・井上 満夫) 

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