有藤通世氏 ロッテ・井口監督の守備も計算した藤原の代走起用が的中

[ 2021年10月18日 22:18 ]

パ・リーグ   ロッテ2─1西武 ( 2021年10月18日    メットライフD )

<西・日25>6回1死、外崎の打球を好捕する岡 (撮影・白鳥 佳樹)
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 ロッテ・井口資仁監督のゲーム勘が奪った勝利だ。6回1死で四球の山口に藤原を代走に送った。山口は第2打席で左前打を放つなど、この日1安打2出塁。前の試合では本塁だも放っている。1―1の展開で、もう1打席あるがベンチは勝負どころと判断した。攻撃だけではなく、その後の守りも頭に入れた采配だった。

 代走は得点には結び付かなかったが、その回の守備から藤原を中堅に入れ、岡が右翼に回った。その岡が外崎の右翼線の当たりを地面すれすれで好捕。岡だからこそ出来るプレーだった。8回の呉念庭(ウーネンティン)の打球も長打コースだったが藤原がシングルで抑えた。藤原は中堅への大飛球も難なく好捕している。

 もうひとつ。美馬の好投を引き出したのも守備だ。2回無死二塁で岸の犠打を捕邪飛にし、飛び出した二塁走者を刺した加藤の強肩。そのプレーが最少失点で中継ぎに託そうと思っていたであろうベテランに火を着け、7回まで投げさせた。

 もちろんこの日の美馬の投球は素晴らしかった。何よりもまず美馬を褒めて欲しい。フォーク、カーブの使い方が有効で、試合が競った要因になった。残り7試合、優勝争いの重圧の中では打線に多くを望めない。1点を与えない防御力がより重要になる。
 オリックスも残り4試合死力を尽くしてくるだろう。相手は全勝するものと考えたほうがいい。ロッテにとっては負けられない試合だったが、井口監督の采配が生んだ守備で大きな勝利を拾った。

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