首位ヤクルト 中村の不屈の決勝打で連敗を2でストップ「絶対打ってやろうと」

[ 2021年10月1日 23:09 ]

セ・リーグ   ヤクルト5ー4広島 ( 2021年10月1日    マツダ )

<広・ヤ>8回1死三塁、中村は中前に勝ち越しの適時打を放つ(撮影・奥 調)
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 首位のヤクルトはリーグトップタイ今季26度目の逆転勝ちで、連敗を2で止めた。2―4の8回。オスナの左中間適時三塁打などで追いつき、なお1死三塁。中村悠平捕手(31)が中前へ決勝打を運んだ。

 不屈の一打だ。直前の7回の守備で走者と本塁で交錯。一度ベンチで下がるも治療を受けてプレーを続行。「決して向こうもぶつかろうと思ってきているわけではないし、送球もそれているので、仕方ないプレーだけれど、目が覚めた。負けられないという思いで打席に立った。絶対打ってやろうと」と闘志を燃やした。昨年もマツダスタジアムで守備のクロスプレーで負傷し交代。1カ月間離脱していただけに、「よみがえったけれど、大けがにならずによかった。優勝争いしているなかで離脱したくない」と士気は高い。

 逆転されるも、再逆転してのシーソーゲームを制した高津監督は「技術はもちろん、精神的な強さもついてきた」とナインの成長を実感していた。

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2021年10月1日のニュース