ロッテ リクエスト失敗でオリックスに3連敗…M点灯6度目の失敗に

[ 2021年10月1日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ3―4オリックス ( 2021年9月30日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>9回、Tー岡田が3ランを放ったものの、一塁手・三木がベースの踏み忘れをアピールする(撮影・光山 貴大)
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 これが半世紀以上も続いてきた呪縛なのか。ロッテは2位・オリックスとの首位攻防3連戦で1勝でもすれば、1シーズン制では1970年以来となる優勝マジックが点灯。だが、ソフトバンクとの開幕カード以来となる同一カード3連敗。しかも、打線が8回に2点を勝ち越しも、守護神・益田が9回2死一、三塁までこぎつけながらT―岡田に逆転3ランを食らった。

 直後。井口監督がリクエストを要求した。一塁手・三木がベンチに向かって、T―岡田の一塁ベース踏み忘れをアピールすると「ベンチからも踏んでないように見えてたので…」とそれに呼応。三塁ベンチの中嶋監督は「リクエストが遅いのでは?」と時計を何度も指さすなど、激しい優勝争いのなかで指揮官同士の火花が散った瞬間でもあった。アウトなら無得点で試合終了。結局、判定は覆らず3連敗を食らった。

 先発・岩下が6回無失点。1点リードの7回から国吉、佐々木千、益田の「勝ちパターン」を投入しただけに、指揮官のショックも大きい。「益田はずっと調子が悪くて、ちょっと弱気になった感じ。これが結果。また切り替えて明日、しっかりと戦いたい」。首位は変わらぬが、オリックスと勝率2厘差で、ゲーム差なし。優勝マジックは最短で2日に点灯するが、これで6度目の点灯失敗となった。(横市 勇)

 《踏み忘れなら全ての走者の得点はなしに》3―1の9回2死一、三塁からのオリックス・T―岡田の逆転3ラン。一塁への触塁に対しロッテ・井口監督がリクエストを行い、判定は覆らなかった。もし、一塁が踏み忘れだった場合は、打者走者が一塁でフォースアウトになる。第3アウトがフォースプレーの場合は、全ての走者の得点は認められず、3―1のまま試合終了となっていた。無死、1死の場合では、打者走者のT―岡田はアウトとなるが、他の走者の得点は認められ、3―3の同点だった。

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2021年10月1日のニュース