日本ハム・栗山監督「心の中でけじめがついたのか」 引退の斎藤に聞いた一言 引退試合も検討へ

[ 2021年10月1日 16:12 ]

日本ハム・栗山監督
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 日本ハム・栗山英樹監督(60)が、札幌ドームでの西武戦前に現役引退を発表した斎藤佑樹投手(33)について言及した。

 先週に本人から報告を受けたことを明かし「一番大事なことは、“佑樹、お前の心の中でけじめがついたのか”ということだけは聞いた。それが全てなので。本当によく考えて俺のところに連絡してきているわけだから、よどみとか、曇りはなかった。“お疲れさん”と言ってあげたい」と目を潤ませながら斎藤をねぎらった。

 栗山監督は日本ハム監督就任前のスポーツキャスター時代から斎藤を取材しており「佑樹に関しては本当、何時間でもしゃべれるよ」と当時を振り返りながら感慨深げな表情。「ああやって本当に多くの人に応援してもらって、影響力を持って夢を与えてくれた選手が、苦しみながら泥だらけになっても絶対に諦めないで必死にもがき続けて、自分を信じて前に進むっていう姿を見せる責任があると俺は思っていた。そのことだけはやれ、と。“佑樹、お前には責任があるんだ”と。ああいうふうな立場でプロに入ってきて、苦しかったと思うし、大変だったと思う。けど、それを最後までしっかりやったということだけは本当に俺は一生忘れない」と熱く語った。

 斎藤の引退試合についても「もちろん、いろんなことを考えて」と返答。現在は最下位に沈むが、CS出場を最後まで目指すチーム事情も考慮しながら日程を調整するとみられる。

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2021年10月1日のニュース