6回零封でも絶好調じゃない!?ヤクルト・奥川「調子が悪いなりに工夫して投げられた」

[ 2021年9月28日 20:43 ]

セ・リーグ   ヤクルト4ー0DeNA ( 2021年9月28日    神宮 )

<ヤ・D>8勝目の奥川はグッズを手に青木(左)と笑顔を見せる(撮影・白鳥 佳樹)
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 ヤクルトの奥川恭伸投手(20)が28日のDeNA戦(神宮)に先発し、6回無失点の投球で今季8勝目(3敗)を挙げた。

 「今日もしっかりゲームを作ることを心掛けていた」という20歳右腕は、言葉通りの投球で6回を無失点。さらにクオリティースタートは8試合連続となり、与四球ゼロも7試合連続となる47回2/3に伸ばした。それでも「あんまり調子は良くなかった。調子が悪いなりに工夫して投げられた」と強力DeNA打線をゼロに抑えながらも本調子ではないとファンを驚かせた。

 チームは試合前まで12戦負けなしの8連勝。「自分で止めないようにとプレッシャーはすごくあったんですけど、連勝を止めなくて良かった」とはにかんだ。5回には自らのバットで好機を広げ、「ずっと打てなくて、いろんな人にバッティングを聞いていたんですけど、1本出てうれしいです」とプロ通算2安打目を喜んだ。

 また一塁上で見ていた青木の打球に「越えろと思った」と願いが届き、先制満塁本塁打。5回まで0-0の投手戦に終止符となった一打に「本当にうれしかった。この4点リードを守り切ろうと思っていた」と感謝した。

 奥川は「大事な試合が続く。一生懸命、次の試合も頑張りたい」と見据えた。

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2021年9月28日のニュース