ソフトバンク・千賀 “天敵”西武・高橋に投げ勝って連勝街道だ「チームが勝てるように」

[ 2021年9月28日 05:30 ]

<ソフトバンク練習>キャッチボールで調整する千賀(撮影・岡田 丈靖)
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 天敵に投げ勝って連勝街道を突っ走る。28日西武戦に先発するソフトバンク・千賀は今季3度目の中5日で臨む。6連戦が3週間続く今季のヤマ場。先陣を切る右腕は27日、ペイペイドームで調整し、快投を誓った。

 「(試合数が)あとちょっとなのでケアもなにもない。投げようと思えば投げられる。チームが勝てるように投げる。それだけです」

 チームは2連勝中。千賀も今季の西武戦は2戦2勝、14イニング連続無失点と圧倒している。いずれも敵地の登板だけに「こっちで投げていないのでマウンドとけんかしないように」。本拠地での獅子退治に気持ちを高めた。相手先発予想は高橋。チームは19年5月から9連勝を許している“天敵”だが、「チームが取る点より少なくしないと勝てない」と言い切る。高橋から2年ぶりの白星をもぎ取るためには、エース右腕の奮闘が欠かせない。

 中継ぎ陣の疲労を考慮するのもエースの役目だ。24日からの日本ハム3連戦ではモイネロ、森が3連投。「勝ちパターンが3連投した。それもあるので僕ができるところまで、投げたい」。登板間隔が短くても関係ない。最後まで投げ抜く覚悟はできている。

 泣いても笑っても残り22試合。3位・楽天とは1・5ゲーム差。「残り試合が少ない中で長いイニングが投げられる投手は貴重。その役割を全うしたい」と千賀。CS進出、奇跡の逆転Vへ、自分の投球がチームの命運を握っていることを誰よりも理解している。(福井 亮太)

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2021年9月28日のニュース