阪神 首位返り咲きへローテ再編、必勝態勢の広中6連戦 得意コイ斬りで西勇立ち直れ!

[ 2021年9月28日 05:30 ]

ノックのボールに向かって駆け出す西勇(撮影・後藤 大輝)
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 阪神は、下位球団とぶつかる28日からの6連戦でローテーションを再編する。西勇が、中5日で30日の広島戦に先発することが決定。一方で伊藤将は10月1日の中日戦に向かうとみられ、今季の対戦成績を考慮した編成で確実に白星をつかみ再奪首を狙う。

 3位・巨人との3連戦を2勝1分けで終え、宿敵を突き放しても安心してはいられない。今週は広島、中日との対戦。“取りこぼし”があっては、8連勝と勢いに乗るヤクルトに付いていけない。だからこそ、ローテも最善の布陣を組む。

 今季5勝の西勇は、広島戦で2勝をマークし、通算でも対セ・リーグでは最多の12勝。9月10日の同戦では5回1失点でNPB通算100勝目を挙げ、自身の連敗を6で止めている。前回24日の巨人戦では3回8安打5失点、72球で降板。試合後は矢野監督と約30分にわたって話し合いの場を持った。指揮官は「話を聞くことで少しでも(西勇の)気持ちが軽くなるとか。話を聞きたいというのがあった」と説明しており、心機一転、巻き返しのマウンドに立つ。

 伊藤将は2週連続での中日戦登板。敵地での顔合わせとなった23日は7回1失点の快投を見せ、今季通算2試合で計14回2失点(自責1)、防御率0・64と圧倒している。予想される相手エース・大野雄との投げ合いも望むところと言えるだろう。

 レギュラーシーズンは残り23試合。目の前の大きな1勝を着実につかみにいくローテで、ヤクルトを一気に抜き去る。

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