巨人・秋広 自信の“強振”1軍でも!逆方向弾で成長実感

[ 2021年9月28日 05:30 ]

1軍に昇格し、名古屋入りした秋広(撮影・森沢裕)
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 【目指せ!ゴジラの道 秋広優人成長記】日本選手歴代最長身の2メートルを誇る巨人のルーキー・秋広優人内野手(19)の今に迫る企画「目指せ!ゴジラの道 秋広優人」。第6回は好調な打撃について。大型スラッガーは16日のイースタン・リーグ、楽天戦で通算150勝を誇る涌井から本塁打を放った。9月は3本塁打(通算8本塁打)と順調に成長しており、27日から1軍に合流した。

 9月17日で19歳になりました。18歳は凄い濃い一年を過ごせました。夢だったプロ野球選手になれ、プロ野球という世界を知ることができました。一番感じていることは、野球に集中しやすい環境を周囲の皆さんがつくってくれる。グラウンドキーパーさんや裏方の皆さんのおかげで、心置きなく練習することができるので、本当にありがたいです。感謝の気持ちを忘れずに、19歳では1軍で出ることを一番の目標に頑張ります。

 打撃では、これまでずっと心掛けていた「強く振る」ということが少しずつ身になってきていると感じています。10日のイースタン・リーグのロッテ戦では左翼へ本塁打を打つことができました。あそこまでちゃんとした逆方向へ打てたのは初めて。力が付いてきているのかなと思いました。16日の楽天戦では涌井さんから右中間へ本塁打。凄く自信がつきました。

 追い込まれるまではシンプルに「強く振る」。追い込まれてからはポイントを近くして、引きつけることを意識。その中で真っすぐに合わせて、変化球も拾えるようにと取り組んでいます。最近は三振が最初の方に比べると減っている。そういった部分でも、少しずつ慣れてきて、余裕を持って打席に立てているのかなと思います。

 最近は外野守備にも取り組んでいます。野球人生で一回も試合で守ったことがなかったのですが正直、こんなに難しく、奥が深いものだとは思っていませんでした。ずっと内野を守ってきて、ちょっとなめていた。守ると想像よりはるかに難しく、改めて普通にやっている人たちは凄いなと思いました。松本コーチやいろいろな方にアドバイスを聞いたりして、もっと成長していけるように練習していきたいと思います。

 キャンプからケガをせずに一年間戦うということを目標にしていました。シーズンは残り少ないですが、このままケガをすることなく、少しでも成長できるように取り組んでいきたいと思います。(読売巨人軍内野手)

 ◇秋広 優人(あきひろ・ゆうと)2002年(平14)9月17日生まれ、千葉県出身の19歳。幼稚園の年中から野球を始め、宮本中時代は江戸川ボーイズに所属し、主に内野手。二松学舎大付では1年秋からベンチ入り。2年秋から4番でエースとなり、投手では最速144キロ、高校通算23本塁打。20年ドラフト5位で巨人に入団。契約金3500万円、年俸540万円。2メートル、94キロ。右投げ左打ち。

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2021年9月28日のニュース