巨人 西日本工大の150キロ左腕・隅田をドラ1にリストアップ 市和歌山・小園、高知・森木も1位候補に

[ 2021年9月28日 05:31 ]

西日本工大の隅田
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 巨人が、10月11日に行われるドラフト会議の1位候補として西日本工大・隅田知一郎(ちひろ)投手(22)をリストアップしていることが27日、分かった。隅田は最速150キロを誇る直球と多彩な変化球が持ち味で「大学No・1左腕」の呼び声が高い。球団は即戦力として完成度の高い総合力を評価しており、素材型の高校生投手らを含めて慎重に検討していく。

 巨人は9月に入り、中4日も含めて先発5枚で回す状況。先発陣の整備は急務で、来季を見据えたドラフト戦略を進めている。1位候補のリストには隅田の名前が挙がった。

 各球団が即戦力として高く評価し、「大学No・1左腕」と位置づけるスカウトも多い。既に12球団から調査書が届いており、「プロで活躍することが目標。12球団OKです」と見据える。6月の全日本大学野球選手権では1回戦の上武大戦で0―1で敗れたものの、毎回となる14三振を奪って完投。全国の舞台で「九州のドクターK」として注目された。

 直球は最速150キロを誇る。インステップ気味に踏み出すフォームから、カーブ、スライダー、カットボール、ツーシーム、チェンジアップ、スプリットと、多彩な変化球を操る。中でも縦の変化は一級品で、右打者も苦にしないのが強みだ。内外角に投げ分ける技術と緩急で、打たせて取る器用さもある。

 巨人は12年の内海(現西武)を最後に、左腕の最多勝投手は出ていない。今季もローテーションを守る日本人左腕は高橋の一人で、23日の広島戦ではリーグトップ11勝目を挙げた。高橋も八戸学院大出身で全国的には無名だったが、地方リーグ出身投手が活躍するモデルケースを示した。

 球団内には即戦力投手を推す声がある一方で、将来性のある高校生投手の評価も高い。来季の先発陣の布陣を構想しながら即戦力か素材型か、ドラフト当日まで1位候補を絞り込んでいく。

 ◇隅田 知一郎(すみだ・ちひろ)1999年(平11)8月20日生まれ、長崎県出身の22歳。小2から「大村クラブ」で野球を始め、西大村中では軟式野球部に所属。波佐見では3年夏に甲子園に出場し、初戦敗退。西日本工大では1年春にリーグ戦デビュー。1メートル76、76キロ。左投げ左打ち。

 ≪素材型 小園、森木も候補に≫素材型に舵(かじ)を切った場合の1位候補には、市和歌山・小園健太投手(18)、高知・森木大智投手(18)、ノースアジア大明桜・風間球打(きゅうた)投手(17)が挙がっている。今春センバツに出場した小園は「世代No・1投手」と評価する球団も多い右腕。最速152キロで、カットボール、ツーシームが絶品の逸材だ。競合は確実で「先発投手としてローテーションに入って2桁勝利できる投手になりたい」と語る。森木は中学時代に軟式史上最速の150キロを投げて話題となり、硬式の高校では最速で154キロを計測した。

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