凄い確率 北海 3大会連続で初戦は神戸国際大付 センバツはサヨナラ負け「三度目の正直を」

[ 2021年8月4日 05:30 ]

対戦が決まった神戸国際大付の西川侑志主将(左)と北海の宮下朝陽主将
Photo By 代表撮影

 第103回全国高校野球選手権(9日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選が3日、オンラインで行われ、南・北北海道代表の初戦が同じ大会3日目となった。南北海道代表・北海は第3試合で神戸国際大付(兵庫)と対戦。17年夏、今年のセンバツで延長10回サヨナラ負けした相手に雪辱する。

 全国最多39度目の出場にちなんで宮下朝陽主将(3年)が選んだ「39」の番号が、最高の対戦相手を引き当てた。今春のセンバツで戦った神戸国際大付との再戦。「まさかまた当たると思ってなくて、びっくりした。リベンジできるという気持ちで凄くワクワクしている」と宮下主将は顔を紅潮させた。

 17年夏、今春に続き3大会連続で同じ相手と初戦で対戦する平川敦監督(50)は「凄い確率」と苦笑い。「(お互い)似たようなチーム。後半が大事。粘って、三度目の正直を果たしたい」と1点差で逆転負けした過去2試合を思い起こし、雪辱を誓った。

 今春は2―1で迎えた9回に追いつかれ、延長10回サヨナラ負け。エースの木村大成(3年)を援護しきれなかった反省から打撃を強化してきた。兵庫県大会の決勝を視聴したという宮下主将は「向こうの打撃の状態も上がっているが、しっかり抑えて、打ち勝つ野球をしたい」と力を込めた。

 午後1時開始予定と炎天下での試合も苦にしない。「南大会も暑さの中でやったので、自信をもってやりたい」と宮下主将。「一戦必勝で全力野球で勝って、全国制覇できるように頑張りたい」と39度目の挑戦で悲願の初優勝を目指す。 (石川 加奈子)

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