イチローのヒットに狂喜し、岩瀬の被弾に涙した 今こそ振り返る「日韓戦名勝負数え唄」

[ 2021年8月4日 14:25 ]

第2回WBC決勝の韓国戦でイチローが延長10回に中前適時打(2009年3月23日米国時間)
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 導かれるように、両雄は東京五輪の準決勝で相対した。運命の「日韓戦」。プレーボールが待ち切れない今、宿命の対決をあらためて振り返る。

 日本の野球ファンにとって、忘れられない名シーンの筆頭が2009年に開催された第2回WBC決勝の延長10回だ。すでに大会中に4度対戦し、2勝2敗で迎えた「決着戦」。同点の延長10回2死二、三塁から、ここまで不調だったイチローが中前に決勝適時打を放った。あの冷静な男が、思わずインタビューで声を上ずらせたWBC連覇。日本列島を興奮の渦に巻き込んだ。

 その1年前、北京五輪では、日本が逆に失意を味わった。1次リーグで手痛い逆転負け。リベンジを期した準決勝は7回まで2-1とリードしながら、7回に藤川球児が同点打を浴び、8回に頼みの岩瀬仁紀も李承ヨプに痛恨の2ランを許した。現在では、本人がSNSで自虐的にネタにする?G・G・佐藤の落球も、この試合。敗戦のショックはあまりに大きく、日本は3位決定戦にも敗れてメダルさえ奪えなかった。

 韓国が勝利した後、マウンドに国旗を立てて物議を醸した2006年WBC、稲葉篤紀監督が勝って男泣きした2019年のプレミア12など、試合を超えた名シーンがいくつも脳裏によみがえる。名勝負数え唄。今宵のドラマに期待したい。

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