侍ジャパン 3日稲葉監督49歳誕生日に結束 4日「特別な相手」準決勝韓国戦

[ 2021年8月4日 05:30 ]

サプライズで用意された誕生日ケーキを前に、笑顔の稲葉監督(NPBエンタープライズ提供)
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 侍ジャパンは4日、準決勝で宿敵・韓国戦に臨む。勝てば7日の決勝進出が決まり、銀メダル以上が確定する。3日は稲葉篤紀監督の49歳の誕生日。大田スタジアムでの全体練習前に宿舎でサプライズ誕生日会が催され、チームは結束を高めた。指揮官が現役だった08年北京五輪では準決勝で敗れた因縁の相手とのリベンジマッチ。稲葉監督は決戦を前に抱く特別な思いを口にした。

 脳裏に焼きついている。映像でも繰り返し見た。13年前の夏の北京。準決勝・韓国戦の8回、李イスンヨプの決勝アーチが、当時右翼を守っていた稲葉監督の頭上を越えていった。金メダルへの道が途絶えた瞬間だった。

 「私には特別な相手。ライバルとしてお互いのプライドがある。それがぶつかり合い、いい戦いができれば」

 メダルを逃す4位に終わった屈辱。「五輪の借りは五輪で返す」と繰り返してきた。北京の3位決定戦で敗れた米国には、前日に雪辱した。何よりも、この韓国こそ超えなければならない相手だ。

 練習前にはサプライズが。食事会場で49歳の誕生日ケーキを贈られ、青柳の音頭でチーム全員がハッピーバースデーを歌って祝福された。「ヤギ(青柳)も調子も出ていない中、マイクで歌ってくれて。グッとくるものがあった」。さらにメンバー外のヤクルト・田口からビデオレターでの歌声と、プレゼントの赤いパンツまで届いた。

 自身の初陣、17年のアジアチャンピオンシップ(CS)で、決勝の韓国戦に先発し7回無失点で優勝に導いた田口。その後も稲葉ジャパン常連で、19年プレミア12でも世界一に貢献した。感極まった指揮官は「ちょっと涙が出た。(パンツは)決勝ではかせてもらいます」と話した。

 17年アジアCSの2勝、19年プレミア12での2勝と、就任後の韓国戦は4戦4勝。「先発は由伸(山本)。左打者が多いが、自分の投球、持ち味を発揮してくれれば。全員で結束して勝てるように」。全員の力で戦い抜き、リベンジを果たす。 (後藤 茂樹)

 《韓国との決勝で逆転弾 山田プレミア再現だ》過去2戦と同様に1番での起用が確実視される山田が、19年のプレミア12を再現する。韓国との決勝戦で勝利をたぐり寄せる逆転3ランを放ったことには「たまたま打てた。2年前の話」と意識せず。その上で「新たな気持ちで、とにかく勝つんだと」と気を引き締めた。今大会では3試合で3盗塁。「打つ、投げるだけじゃなく、走塁で勝つ試合もある。そこでも貢献できればと思います」とリードオフマンが導く。

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