東海大菅生 大阪桐蔭に雪辱だ!15年に大敗 先輩の借りを返す

[ 2021年8月4日 05:30 ]

番号を掲げる東海大菅生の栄塁唯主将
Photo By 代表撮影

 第103回全国高校野球選手権大会(9日から17日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、オンラインで行われた。ともに春夏連続出場の東海大菅生(西東京)と大阪桐蔭が、第5日第1試合で激突する。

 相手は西の横綱・大阪桐蔭に決まった。東海大菅生の主将・栄塁唯(るい=3年)は「大阪桐蔭さんは凄くいい選手が集まっていると思うが、自分たちの野球をして勝ちにこだわっていきたい」と力を込めた。

 強豪との初戦激突には、先輩のリベンジが懸かる。エース右腕の勝俣(オリックス)を擁して臨んだ15年センバツ1回戦。0―8で大敗を喫した。6年前の先輩たちのためにも、食らいつく。

 センバツの借りを返すための春夏連続出場でもある。春は準々決勝で中京大中京(愛知)のエース・畔柳亨丞(くろやなぎ・きょうすけ=3年)の前に2安打で零敗を喫した。センバツ3試合で無安打だった堀町沖永(おきと=3年)は「150キロのスピードに対応できるようにやってきた」と、ひたすらバットを振った。

 大阪桐蔭のエース左腕・松浦慶斗(3年)は最速150キロを誇る。DeNA・小池外野守備走塁コーチの長男で、西東京大会で4番に座った祐吏(2年)も「日本一になるために、150キロを打たないといけない」と鼻息は荒い。練習の成果を発揮するには最高の相手となる。

 センバツ出場時に対戦したい相手として大阪桐蔭を挙げていた栄主将。「センバツでは自分たちの野球ができずに終わった。足を使って粘り強い野球をやって、日本一を目指す」と、初の頂点を見据える。先輩の分まで雪辱へ。甲子園ではスピードボールに負けないフルスイングを披露する。 (川島 毅洋)

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