球宴初出場の阪神ルーキー・中野が“3つの公約”!!!「魅せるプレー」有言実行で一流選手の仲間入りだ

[ 2021年7月16日 05:30 ]

夢舞台へ心躍らせる阪神・中野
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 阪神・中野拓夢内野手(25)は佐藤輝とともに初出場する球宴へ3大公約を掲げた。<1>「走攻守で魅せる」<2>「東北への恩返し」<3>「聞き魔になる」の3つで、一流選手への仲間入りを前に強い決意を示した。

 「走攻守で、いいプレーを見せたい。一番は守備。魅せるプレーをできたらなと思います。(公式戦でできない)派手なプレーを皆さんに見ていただけたらなと思います」

 シーズンの勢いそのままに挑む覚悟だ。前半戦最終戦だった14日のDeNA戦で自己最長を更新する11試合連続安打へ伸ばし、打率・278。こだわりの守備でも好守を連発して大観衆を魅了した。6試合遠ざかっていても、16盗塁は近本、ヤクルト・塩見に1差のセ・リーグ3位。色紙に記した「魅せるプレー」への“予行練習”は完了した。

 「今まで支えてきてもらったところもある。プレーしている姿を見せることによって、恩返しになる。元気を与えられるようなプレーをできればなと」

 先発出場を見込まれる17日の第2戦は仙台が舞台。山形県天童市出身で、東北福祉大での4年間は仙台市にも住んだ。家族や知人が応援に駆けつける予定で、恩返しすることを約束した。

 一流選手が集うだけに、さらなる成長を期す後半戦へのヒントを得られる機会にもなる。普段は接することの少ない他球団の先輩選手との交流に期待し、守備では巨人・坂本、打撃では中日・大島への“突撃取材”を思い描いた。

 「守備での間のとり方であったり、ボールへの入り方であったり。打席での考え方であったり、どういった事を考えながらバッティングをしているのか。そこを聞けたらなと」

 初体験の大舞台で自ら課したノルマは多い。目指すは有言実行だ。(山本 浩之)

 《用具は球宴仕様》中野はグラブ、スパイクなど契約するスラッガー社が準備した球宴仕様の用具で大舞台に臨む。グラブは黒地をベースにシルバーの吹きつけ柄を採用。シーズン中は規制される光沢のある色合いを前面に押し出した特別感たっぷりの相棒だ。シーズン中は幾度となく好守でチームを救ってきただけに、ゴールデングラブならぬシルバーグラブで存在感を示すつもりだ。

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