東海大菅生が春夏連続出場へ国士舘との接戦制す エース本田峻也が“復肩”7回2失点も「緊張した」

[ 2021年7月16日 14:22 ]

全国高校野球選手権西東京大会3回戦   東海大菅生4―2国士舘 ( 2021年7月16日    スリーボンド八王子 )

西東京<国士舘・東海大菅生>7回2失点の東海大菅生先発・本田(撮影・村上 大輔)
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 今センバツで8強入りした東海大菅生が3回戦から登場。ノーシードの国士舘に競り勝ち、春夏連続の甲子園へ向け、上々のスタートを切った。

 先発したエース左腕の本田峻也(3年)は7回4安打2失点の好投。「初回から緊張していて、修正するところがたくさんある。自分としては50点くらい」と反省しきりだったが、ストライク先行の投球で96球を投じた。

 センバツで左肩を痛め、5月中旬までボールを握らなかった。「トレーニングを中心にやっていた」と焦る気持ちを抑えながらの日々を過ごした。、肩に負担のかからないフォームも模索。インステップの矯正にも取り組み「真っすぐに踏み出す方がいいボールがいく」と手応えをつかんだ。

 中学時代に日本代表のチームメートだった中京大中京(愛知)の畔柳亨丞(くろやなぎ・きょうすけ)とはセンバツの準々決勝で投げ合って敗れた。4月頃に「勉強になった」とLINE(ライン)を送ると「急にどうした?」と返ってきたという。この日は「畔柳の気迫をマネして、全力で腕を振る」ことを意識した。若林弘泰監督は「本田は暑さもあったので7回くらいまで投げてくれればと思っていた。60~70点くらい」と評した。

 センバツ以来の公式戦登板を終えた本田は「西東京で優勝して日本一を目指して戦いたい」と力強く話した。(川島 毅洋)

 ◇本田 峻也(ほんだ・しゅんや)2003年(平15)4月8日生まれ、石川県出身の18歳。小3で野球を始める。芦城中では小松加賀リトルシニアに所属。東海大菅生では1年秋からベンチ入り。1メートル79、75ロ。左投げ左打ち。

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