阪神・佐藤輝ワクワク初球宴!西武・平良からホームラン打ちたい 定番Zポーズも「頑張ります」

[ 2021年7月16日 05:30 ]

球宴での活躍に思いをはせ、抱負を色紙にしたためた阪神・佐藤輝
Photo By 代表撮影

 「マイナビオールスターゲーム2021」(16日・メットライフドーム、17日・楽天生命パーク)に出場する阪神・佐藤輝明内野手(22)がスポーツ5紙の共同インタビューに応じ、1年目で夢舞台を迎える心境を明かし、本塁打競争での健闘も誓った。2試合とも先発出場を予定。夏の祭典で、どんな強打を魅せるのか。期待が高まる。

 ――初の球宴。どういう気持ちで臨む。
 「いろいろな選手のプレーを見ながら、自分も持ち味を出せるように楽しみたいと思います」

 ――誰から打ちたい。
 「記録を打ち立てた平良選手からですね。スゴいピッチャーばっかりなので、ホームランを打てるように頑張ります」

 ――仙台では祖父母も観戦予定。どんなプレーを見せたい。
 「見に来てもらえる少ないチャンスなので、しっかり打ちたいです」

 ――ホームランダービーにも出る。MLBのホームランダービーにはエンゼルス・大谷が出場。意気込みを。
 「やり方とかはまだ聞いていないので、分からないですが、本数はやってみてのお楽しみって感じですね」

 ――勝負したい選手は。
 「もちろん、誰と当たっても、ホームランバッターしかいないので、負けないように頑張ります」

 ――同じ右投げ左打ちのエンゼルス・大谷を以前は「次元が違う」と話していた。どのあたりに感じる。
 「打球速度がやっぱり速いですよね。それで前に飛べば、長打がスゴく多くて、ほとんどホームランみたいな。打てば、ホームランみたいなところはあるので、そこはスゴいなと思います」

 ――大谷は理想の打ち方か。
 「そうですね。打球速度をもっと上げて、もっとホームランを打ちたい。どうやったら打てるのかな…と。もちろん、大谷選手のバッティングを見ながら考えています」

 ――本塁打後の“Zポーズ”も定着。球宴でも、みんなにやってほしい?
 「どこに向かってやればいいのかは分からないですけど…。打ったらやるかも、分からないです」

 ――球場のファンもZポーズで迎え入れてくれたら、うれしい?
 「まずホームラン打たないと始まらないので、そこから頑張ります」

 ――シーズンと違ってオールスターは楽しめる要素もある。
 「周りがスゴい人ばっかりなので、逆に緊張してしまうかもしれないですけど。でも、プレーになったら、そこはあまり関係ないと思う。しっかりプレー中は楽しめるようにやっていきたいと思います」

 ――他球団の選手との交流については。
 「そうですね…。車は何に乗ってるのか?とか聞きたいですね。野球の話も含めて、いろんな話ができる少ないチャンスだと思うので。頑張って話していけたらいいかなと思っています」

 ――MLBのオールスターは見ていた。
 「最後の方だけしか見られなかったですね」

 ――印象は。
 「なんか、敵の選手にハグをしたり、スゴく楽しんでいるなというのが一番の印象です」

 ――MLBとNPBは違えど、オールスター出場は一つのモチベーションになる。
 「そうですね。同じように、しっかり楽しめるようにやっていきたいと思います」

 ――普段はできないようなパフォーマンスもできるかも。考えていることは。
 「どういうことですか?バントしたりということですか(笑い)」 

 ――同期入団の中野も一緒に初出場。中野から一つ能力を奪えるとしたら。
 「かわいらしいスマイルですかね(笑い)」

 ――足の速さとかではなく…。
 「もちろん、足の速さはいいなって思います」(取材・編集=長谷川 凡記、阪井 日向)

 【佐藤輝前半戦の名場面】

 ☆衝撃の場外弾 4月9日のDeNA戦で6回に国吉から放った3号は、右中間席を越えて横浜スタジアムの外へ飛び出す推定飛距離140メートル弾。

 ☆4番初試合で満塁弾 5月2日の広島戦で初めて4番に座り、5回に野村から決勝の8号逆転満塁弾。新人が4番初試合で満塁弾は史上初。

 ☆1試合3本塁打 5月28日のメットライフドームでの西武戦で2、6回にソロ、9回に13号3ラン。新人の1試合3発は58年巨人・長嶋茂雄以来63年ぶり。

 ☆新人左打者最多タイ20号 7月7日のヤクルト戦で4回に高梨から20号。新人左打者では「青バット」の代名詞で知られた46年セネタース・大下弘に並んで最多。

 ☆新人最多121三振 7月14日のDeNA戦で3三振を喫し、シーズン121三振。84試合目で99年中日・福留の新人最多三振記録に並んだ。

 《深い青色で特別用具》佐藤輝の球宴初出場に合わせ特別仕様のグラブ、シューズ、バット、打撃用手袋が用意された。いずれも用具提供を受けるミズノ社のもので、深い青色を基調に配色。同社独特の「ダイバーシティグラフィック」が施された。選手と応援する全ての人々の思いが融合し、それぞれの挑戦を後押ししたいという思いが込められた「ダイバーシティグラフィック」の商品は全国のミズノ野球用品販売店およびミズノ直営店、ミズノ公式ネットショップでも数量限定販売される。

 ▽ホームランダービー ファン投票で選ばれた各リーグ上位4人の計8人が出場し、佐藤輝は最多1万7027票を集めた。2日間を通したトーナメント方式で「2分間の球数無制限」で本数を競い、同数の場合は1分間の延長戦。再び同数なら(1)ファン投票上位(2)公式戦の本塁打数(3)昨季公式戦の本塁打数の順で決める。決勝のみ0本同士なら引き分け。優勝賞金100万円。打球の平均速度が最も速い選手には日産自動車から日産リーフが贈られる。

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