エンゼルス・大谷の球宴ユニ1200万円突破 オークションで“桁違い”の人気

[ 2021年7月16日 02:30 ]

MLBの公式チャリティーオークションに出品された大谷が球宴で着用したユニホーム(AP)
Photo By AP

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が13日の球宴に史上初めて二刀流で出場した際に着用したユニホームがMLB公式チャリティーオークションで爆発的な値上がりを見せている。13日午後8時(日本時間14日午前9時)の開始ながら15日午前10時(同午後11時)の時点で11万ドル(約1200万円)を軽々と突破。前日恒例の本塁打競争も含めて全米が沸いた「大谷フィーバー」は、まだまだ続く。

 コロナ禍で2年ぶりの開催となった「ミッドサマー・クラシック(真夏の祭典)」は、まさに大谷一色だった。史上初の二刀流での出場で打撃は2打数無安打も先発して1回無失点で勝利投手。試合後の米メディアに対し「来季もう一度本塁打競争に出たい」と前日に1回戦で敗退した一大イベントへのリベンジを宣言したという。

 全米が沸いた「Sho Time」は大盛況で閉幕…、と思いきや、まだ続いていた。同日の午後8時から開始された球宴関連グッズのチャリティーオークション。試合で着用したユニホームが直筆サイン入りで500ドル(約5万5000円)で出品されると金額が上昇カーブを描いた。15日未明には11万ドルを突破。入札期限は21日(日本時間22日)で、まだまだ時間はある。

 今夏の球宴では史上初めて両軍が統一ユニホームを着用し、ア・リーグは紺色、ナは白を基調に所属球団の都市名の3文字と球団ロゴが胸に記された。個人の球宴関連グッズでは2位のタティスのユニホームでさえ15日午前10時の時点で約2500ドル(約27万円)だ。同オークションでは大谷が2日のオリオールズ戦で29、30号を放った際のユニホームも出品されており、こちらも7万ドル(約770万円)を突破。その人気は群を抜いている。

 二刀流にもかかわらず前半戦で両リーグトップの33本塁打を放った大谷。打席に入るたびに早くも「MVPコール」が巻き起こる。前半戦は首位と9ゲーム差の4位だったエ軍は、16日(同17日)から後半戦がスタートする。不可能と思われていた日本選手初の本塁打王へ。ワクワクする日々が、また始まる。

 ≪「日本ハムユニ」は175万円≫大谷は日本ハム時代に球宴史上最速の162キロを記録した14年球宴で着用したサイン入りユニホームがチャリティーオークションで当時の史上最高額の175万2000円の値を付けた。06年から始まった同オークション。前年の13年球宴で07年の楽天・田中将の130万3000円を超える史上最高額の151万1000円を記録したが、翌年にさらに更新した。

 ▽大谷の球宴 ファン投票ではア・リーグDH部門でトップの得票数でメジャー4年目で初選出。選手間投票で先発投手でも選出された。前日恒例の本塁打競争にも日本選手で初出場。ナショナルズのソトとの1回戦で敗退も2度の延長戦を演じるなど盛り上げた。試合は「1番・DH兼先発投手」で出場。初回に二ゴロに倒れ、直後のマウンドでは全投手最速の101・1マイル(約161キロ)をマークするなどタティス、マンシー、アレナドを3者凡退。3回は一ゴロだった。

続きを表示

2021年7月16日のニュース