花巻東・佐々木監督 大谷に雄星に与えた“羽”「指導者が限界を決めてしまうと恐ろしい」

[ 2021年7月16日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権岩手大会2回戦   花巻東11―4高田 ( 2021年7月15日    岩手県営 )

<花巻東・高田>メガホンを使い、ベンチから指示を出す花巻東・佐々木監督(撮影・河野 光希)
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 【記者フリートーク】数年前のこと。花巻東のグラウンドを訪れると、意外なものが飾られていた。「いろいろなことをやってみるのがいいかなと思って」と、うれしそうな表情で語る佐々木監督の視線の先に、盆栽があった。

 人間教育に役立つことはないか。常に考えているから、予想もできないジャンルの話が出てくる。「石」について熱っぽく語ってくれたこともあった。

 ある日は、こんな話にもなった。「2メートル飛ぶノミに、1メートルの高さでふたをしたらどうなりますか?1メートルしか飛ばなくなるんです。そして、ふたを外しても、1メートルしか飛ばなくなるんです。指導者が限界を決めてしまうと、恐ろしいんです」

 菊池も大谷も、高校時代に佐々木監督の指導を受けたから、世界に飛び出していったんだと思う。(アマ野球担当・川島 毅洋)

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