山梨学院の1年生4番・高橋海翔が躍動 「山梨のデスパイネ」をお手本に公式戦初アーチ

[ 2021年7月16日 16:08 ]

山梨大会3回戦   山梨学院15―4帝京三 ( 2021年7月16日    山日YBS )

2回に左越えソロを放つ山梨学院・高橋(撮影・柳内 遼平)
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 公式戦初の4番で大暴れだ。山梨学院の高橋海翔(ひろと=1年)が2安打2打点でチームを大勝に導き「自信を持っているから緊張しない。楽しくプレーできた」と強心臓ぶりを見せつけた。

 身長1メートル78の右打者は初回に決勝の左前適時打を放つと、2回は左越えに公式戦初で、高校通算4号となるアーチを架け「カーブを前で捉えることができました」と胸を張った。

 予習バッチリだった。前日は18年夏に優勝した山梨大会決勝の帝京三戦を視聴。同じ右の長距離砲の先輩で「山梨のデスパイネ」と呼ばれた野村健太(現早大)の打撃を目に焼きつけ、同じ対戦相手に力を発揮した。

 今村猛(現広島)らを擁した長崎・清峰を09年センバツ大会優勝に導いた吉田洸二監督は「1年生を4番にしたことはないが、高橋は練習と試合で変わらない。普段通りの力を出してくれた」と目を細めた。

 「高卒からプロ野球選手になりたい」と高橋。怖いもの知らずの1年生が19年以来となる夏の甲子園に導く。(柳内 遼平)

 ◇高橋 海翔(たかはし・ひろと)2005年(平17)6月7日生まれ、東京都出身の16歳。幼稚園年長から野球を始め、足立区第一中では「世田谷西リトルシニア」に所属。憧れの選手はヤクルト・村上。1メートル78、74キロ。右投げ右打ち。

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2021年7月16日のニュース