香芝が劇的逆転勝利で3回戦進出、決勝打の吉川「日々のごみ拾いのごほうびかも」

[ 2021年7月16日 14:55 ]

奈良大会2回戦   香芝4―2王寺工 ( 2021年7月16日    佐藤薬品スタジアム )

9回劇的な逆転勝利で3回戦に進出した香芝
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 土壇場で粘りを見せた。8回まで6安打で1点に抑え込まれていた打線が9回につながった。1死一、三塁から内野ゴロの間に同点に追いつくと、なおも1死一塁から「7番・左翼」の吉川心の打球が左中間を破り、決勝の三塁打。逆転で就任3年目の大田俊介監督にナインが夏初勝利をプレゼントした。

 「諦めずに最後まで戦ってくれました。先発の玉川が13安打されながら、2点に踏ん張ってくれたのが大きかった」と31歳の監督は感無量の表情。吉川は「うれしいです。ちょっと先かと思ったけど、雨で球足が速くなって抜けてくれた。こんな活躍は初めてです」と笑顔を見せた。

 続けていることがある。家や学校、通学路でもゴミ拾い。「いいことがあればいいかな、と思って始めたことだけど、続けたごほうびかもしれませんね」と運も味方しての勝利を噛み締めた。

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2021年7月16日のニュース