つば九郎「ないすばんと、むーちょ」と中村の絶妙バントお祝い 第2戦はヤクルト戦士の表彰台熱望

[ 2021年7月16日 22:48 ]

マイナビオールスターゲーム2021   全セ5―4全パ ( 2021年7月16日    メットライフD )

ヤクルトの球団マスコット「つば九郎」
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 ヤクルトの人気球団マスコット「つば九郎」が16日、自身のブログを更新。2年ぶりに開催された「マイナビオールスターゲーム2021」第1戦(メットライフD)で、9回に決勝点につながる絶妙な送りバントを決めたヤクルト・中村悠平捕手(31)へ賛辞を送るとともに、17日に行われる第2戦(楽天生命パーク)での“表彰台独占”をヤクルトナインに命じた。

 全セは4―4で迎えた9回、直前の8回から守備に入っていたウィーラー(巨人)が最初の打席で左前打を放って出塁。菊池涼(広島)が前打席の逆転2ランに続いて4打数4安打となる右前打を放って続くと、中村が絶妙な送りバントを決めて1死二、三塁とチャンスを広げた。近本(阪神)が申告敬遠されて満塁となり、佐野(DeNA)が空振り三振で2死に。ここで打席に入った中野(阪神)が益田(ロッテ)から押し出し四球を選んでこれが決勝点となった。勝利監督インタビューに臨んだ全セの原辰徳監督(62=巨人)も「中村くんがああいう形でね、犠牲心を持ちながら送りバントをした、と。あそこが勝利の分岐になったのかなというふうに思いますね」と中村を“陰のMVP”と認めたほどだった。

 「まいなびおーるすたーしょにち。すてきななかまたちと~ぱちり。にん。むらかみくん、まくがふ、てっぱちくん、むーちょ、しみのぼくん、つばくろうです」とヤクルトから出場している清水昇投手(24)、マクガフ投手(31)、中村、山田哲人内野手(29)、村上宗隆内野手(21)の5選手と撮った6ショットを掲載した、つば九郎。6人で話をする写真も載せて「このひのはんせいかい」と記すと「ないすばんと、むーちょ」と中村の犠打を軽~くほめたたえた。

 その上で「あす、あすは、ひょうしょうだいを、どくせんきんしほうします」とヤクルトナインによる賞金ゲット、表彰台独占を宣言した。前日15日のフレッシュオールスター(松山)ではドラフト3位ルーキーの内山壮真捕手(19)が決勝弾を放ち、最優秀選手賞(MVP)にも輝いて賞金100万円をゲット。試合後に「あずかっておくよ。あぶないだろ、ぶっそうだろ、こどもが100まんもってたら!」と無茶を言い、聡明な内山壮に「いまが、いちばんあぶないとおもいます」と返されていたが、1軍の球宴はMVP賞金が300万円、敢闘選手賞が100万円。狙いはただひとつ、のようだ。
 

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2021年7月16日のニュース