巨人 チーム内ドラフト!五輪期間中に3チーム変則対抗戦

[ 2021年7月16日 05:30 ]

右から元木1軍ヘッドコーチ、阿部2軍監督、二岡3軍監督
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 巨人が自軍の3分割ドラフトを行い、3チームが一斉に戦う対抗戦を行うことが15日、分かった。

 プロ野球は約1カ月間、五輪中断期間に入る。原監督が「しっかりと(後半戦に)つなげていく。いいものは伸ばし、矯正をするところはする」とした期間も強化の手は緩めない。その一つがこの3チーム対抗戦となる。

 試合は21日に東京ドームで行う予定。それに先駆けて1~3軍の野手を対象に19日に、ドラフト会議を実施する。チームは1軍ヘッドコーチの「元木軍」、2軍監督の「阿部軍」、3軍監督の「二岡軍」とし、3人の指揮官がドラフトで選手を選択。同ドラフトは当日、球団の公式インスタグラムのインスタライブで配信される。

 また、21日は、表、裏に「中」を加えた7回制で3チームが同時に試合を実施。CS放送の「日テレジータス」でも生中継されることが決まり、真剣勝負を繰り広げる。

 首脳陣にとっては普段目が届きにくい「新戦力」発掘がテーマ。2、3軍選手からすればモチベーション、技術向上につながる上に、これ以上ないアピールの場になる。坂本、岡本和ら球宴出場メンバーは不参加だが、他の主力にとってもぶざまな姿は見せられない一戦。後半戦に向けた緊張感を維持する面でも、チーム全体にメリットは大きい。

 首位・阪神を2ゲーム差で追う2位で前半戦が終了。8月13日に再開する後半戦へ、若手の発掘、底上げは必要不可欠だ。ドラフトから注目が集まるのは必至で、1軍入りを目指す「ヤングG」にとってはチャンス到来となる。

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2021年7月16日のニュース