ロッテ藤原、右へ左へ三塁打&二塁打2本!千賀KOの立役者に井口監督も賞賛

[ 2021年7月6日 21:57 ]

パ・リーグ   ロッテ11―3ソフトバンク ( 2021年7月6日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ12>ヒーローインタビューを終え笑顔の藤原(撮影・長久保 豊)
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 ロッテの藤原恭大外野手(21)が千賀滉大投手(28)攻略の立役者となった。

 初回1死から左中間へプロ初の三塁打を放つと、3回にはプロ野球タイ記録となる1イニング2二塁打の大当たり。いずれも150キロ台直球を右へ左へ痛打し、豪腕から一挙9得点を奪う猛攻に貢献した。「千賀さんは格上だから打てなくて当然。でも真っすぐをしっかり打ち返すことは頭にありました」。

 昨年11月14日、パCS第1戦以来となる千賀との対戦。当時は159キロ直球をファウルしたが「フォーク、スライダー、カット…。それを頭に入れたら全部ファウル」と4打数無安打1三振に牛耳られた。しかし8カ月後、成長の跡を確かに見せつけた。第1打席は0―2と追い込まれながらフォークを2球続けて見逃し。「体が反応して見極められた」。そして8球目の直球を仕留め、以降の大当たりにつなげた。

 3日の1軍合流からチームは4連勝。これで単独2位に浮上した。「自分1人じゃありません。チームみんながいい状態なんです」と謙遜したが、間違いなく勢いはつけている。前日は5打数無安打も試合後は約1時間のウエートトレで下半身中心の打撃を思い出し、必死に修正した。

 井口資仁監督(46)も「自分の中でしっかり狙った球を一発で仕留めてくれた」と賞賛した。

 まだシーズンは折り返し。「まずは1年間…。ここから最後までレギュラーで出続けることを目標にやっていきたい」。入団3年目の若武者が語気を強めた。

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