阪神・矢野監督が「潔白」を強く主張 サイン伝達騒動で両軍が一触即発「もちろん、うちは絶対やらない」

[ 2021年7月6日 21:53 ]

セ・リーグ   阪神5ー1ヤクルト ( 2021年7月6日    神宮 )

<ヤ・神(13)>勝利し、コーチ陣とエアタッチする阪神・矢野監督(中央左)(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 阪神の矢野監督が、三塁ベンチと一塁ベンチとの間で怒号が飛び交い、試合が一時ストップした5回の騒動を振り返った。

 「セカンドランナーの近本が動いているっていうのが向こうが何かサイン送っているとか、なにかこう勘違いして向こうから言ってきたことなんだけど。俺はこれは現役時代からそうやけど、今は監督でもそうやし、一回も自分自身やったことないし。俺がもしやっているんであれば、どんな責任でも処分でも受けるし。俺は正々堂々と戦って勝てることがほんとにうれしいし、そんなもしズルをしてね、俺が勝ったとして、優勝したとして、俺はそれで喜べないし、胸張って勝ったとは言えない。俺は一番そういう野球はしたくないと思っているから、まあ、そういうところでまあ(両監督が話し合うまでに)なったんだけど」

 4―0の5回2死一、二塁の場面。阪神・佐藤輝の打席で初球がボール判定された直後だ。二塁走者・近本の左手が水平方向に動いていたことを三塁手・村上とヤクルトベンチが指摘。三塁ベンチから矢野監督、井上ヘッドコーチも応戦して怒号を放ち、一塁ベンチからも厳しい声が飛んで試合は一時ストップした。審判団が両監督をベンチから呼び寄せ、冷静になるように促し、試合は再開された。

 「向こう側からすれば、そういうふうに見えた部分もあったんじゃないかなっていうのもコーチ陣の話では確認できたので。やっぱりそういうふうに思われること自体、もったいないんで。今後はもちろん、今後ももちろんうちは絶対にやらないし、頭の中にそんなことも一切ないし。紛らわしいというのはもしかしたらこっちも改善しないと駄目な部分があったのかもしれない」

 指揮官は潔白を主張する一方で、誤解を招いた場面については今後の改善点とした。

続きを表示

2021年7月6日のニュース