阪神・6番梅野、7番大山で一足早く「梅雨明け」や 平均2・73得点のジメジメ打線晴らすで!!

[ 2021年7月6日 05:30 ]

阪神・梅野(撮影・大森 寛明)
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 9連戦を好成績で終わるためにも、ある程度の打線の援護が欲しい。交流戦終了までの60試合で1試合平均4・55得点を記録した攻撃陣は、リーグ戦再開後の15試合で総得点41。2点以下が9試合もあり1試合平均2・73得点と打線が湿り、その間は5勝9敗1分けと低調。奮起が期待される中で、言葉に力を込めたのはサンズだ。

 「(前半戦)最後の9連戦。大事になると思うんで、いい野球をして、力強く前半戦を終えられるように」

 6月末から調子を落とし今月2、3日の広島戦ではベンチスタート。4日の同戦で先発復帰すると3回1死一塁で森下から左越えに14号2ランを放つなど2安打2四球。休養効果もあり、本来の姿を取り戻しつつある。

 5番を打つ佐藤輝はリーグ戦再開後、3本塁打4打点。4日は5三振を喫するなど好機でも凡退を続けた。一方で、同じ新人の中野は森下から2安打するなど5度目の猛打賞で再び上り調子。8番での出場が濃厚だが、鍵を握る一人だ。

 「チームは苦しい状況ではあるが、何とか自分が助けられるように。9連勝するぐらいの気持ちで」

 3、4日の広島戦ではともに2桁安打を記録した。あとはいかに打線としてつながるか。矢野監督は6番だった大山を7番に下げ、勝負強い梅野を6番起用する構想を明かしており、新打順で一気の「梅雨明け」を狙う。(山添 晴治)

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