巨人逆転負け…高梨が“誤算”1死も取れず初黒星 首位・阪神とは2・5ゲーム差

[ 2021年7月6日 21:24 ]

セ・リーグ   巨人2―3中日 ( 2021年7月6日    前橋 )

<巨・中>9回、選手交代を告げ、厳しい表情でベンチに戻る原監督(撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 巨人は6日、中日との通算2000試合目で2―3と逆転負け。首位・阪神とのゲーム差が2・5に広がった。先発のサンチェス投手(31)は7回6安打1失点と好投も6勝目ならず。2―1とリードした8回からマウンドに上がった2番手の高梨雄平投手(28)が、0/3を2安打2失点と崩れ今季初黒星。打線も好機であと一本が出ず、節目の試合を勝利で飾ることが出来なかった。

 サンチェスは初回、2死走者なしから大島に三塁打を浴びると、ビシエドのボテボテのゴロが三塁への適時内野安打となり1点を失う。それでもその後は安定感抜群の投球で7回まで無失点。雨が降るなかでも落ち着いたマウンドさばきで112球の熱投を見せた。

 打線は5回、先頭の坂本が中日先発・大野雄から左中間を破る二塁打で出塁。梶谷も中前打で続き無死一、三塁のチャンスを作ると北村の打球を二塁手・溝脇が大きく弾き、その間に三塁走者の坂本が生還。さらに無死二、三塁とし小林のゴロが遊撃手・京田のフィルダースチョイスを誘って逆転に成功。三塁走者の梶谷が本塁でクロスプレーとなるも判定はセーフ。相手はリクエスト判定を要求するもリプレー映像検証の結果、判定は変わらなかった。

 6回には大野雄から丸、岡本和、坂本と3連打で無死満塁の絶好機を迎えるも、梶谷が三ゴロ併殺打に倒れるなど追加点が奪えず。ここは大野雄が気迫ピッチングで巨人打線に立ちふさがった。

 すると流れが中日へと傾き8回、2番手としてマウンドに上がった高梨が誤算。先頭の代打・郡司に四球を与えると京田には中前打を浴び無死一、三塁のピンチ。続く大島にも右前適時打を浴び同点に追いつかれ、わずか11球で降板。代わった3番手の鍵谷もビシエドに中前適時打を浴び2―3と逆転を許し、打線も相手リリーフ陣を崩せず競り負けた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月6日のニュース