新・不敗神話や!!阪神・中野 打点挙げれば12連勝 3安打&3得点&二盗「自分の今やるべきスタイル」

[ 2021年6月25日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6-0中日 ( 2021年6月24日    バンテリンD )

<中・神>3回1死二、三塁、阪神・中野は中犠飛を放つ(撮影・坂田 高浩)
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 新たな不敗神話の誕生だ。3回1死二、三塁、阪神・中野は岡野のスライダーを中堅の定位置まで運ぶ先制の犠飛。リーグ戦再開後、初の打点がそのまま決勝点となり、気が付けば、打点を挙げた試合は無敗の12連勝まで伸びていた。

 「何とか走者を還す気持ちで打席に入った。最低限だが、先制することができてよかった」

 遊撃の定位置をつかみ、8日から12試合連続で2番を打つ。5回無死二塁では中前打で一、三塁と好機を拡大し次打者・マルテの初球に通算14盗塁目となる二盗に成功。相手の前進守備を誘ってマルテを楽にさせて適時打を呼ぶと、7回先頭では遊撃内野安打し9回1死からは左腕の橋本から中前打で出塁。5度目の3安打以上で全てで生還する3得点。近本との韋駄天(いだてん)コンビは、虎の不動の得点源と化しつつある。

 「塁に出てしっかり還ってくるのが自分の今やるべきスタイルだと思っている。しっかりとやることができたのでよかった」

 今3連戦では遊撃の守備でも再三にわたって好守をみせるなど、リーグワースト10失策を記録している課題も改善傾向にある。

 「ショートは守れてなんぼだと思う。まずはしっかりと守りからやっていくことで、いいリズムで打撃にも入っていけるかな」

 チームトップの打率・298はリーグ5位まで浮上した。佐藤輝とともに猛虎に新たな風を吹き込むルーキー。「初戦をまずはなんとか取れるように。自分の役割をしっかりとできるようにやっていきたい」。甲子園に戻る、25日からのDeNA3連戦でも、打って走って守って、勝利を呼び込む。(阪井 日向)

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