阪神・ガンケルはVの使者!開幕6連勝は優勝した64年バッキー、03年ムーア以来虎助っ投3人目

[ 2021年6月25日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6-0中日 ( 2021年6月24日    バンテリンD )

<中・神>7回無失点で6勝目を挙げたガンケル(撮影・大森 寛明)
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 中日の各打者ががっくりと肩を落としながら一塁へ向かう。そんな光景がひたすら繰り返された。阪神・ガンケルは試合後に何度も「グラウンドボール」と口にしたように投球を四隅、低めに集め今季自己最長の7回を投げゴロアウト13個を量産。「強み」が敵地マウンドで渋い光を放った。

 「ゴロを打たせることができて、いいテンポができた。後ろを守ってくれる選手がいいプレーをしてくれる。(勝てたのは)チームのおかげかなと」

 6安打を許したが、連打どころか進塁を許したのも一度だけ。中日打線にフラストレーションを蓄積させ得点を与えず。矢野監督からも「ゴロをしっかり打たす、コースを丁寧に投げる、そういうところをしっかり“らしさ”を十分に発揮してくれた」と賛辞を贈られた。

 「3回以降、相手チームは自分(に球数)を投げさせようとしたり、いろいろ工夫してきた。梅野がいい配球をしてくれました」

 練習前には三塁後方で通訳を交え、梅野と入念な打ち合わせを行う場面があった。身ぶり手ぶりで表現する女房役に対し何度もうなずいた。固い信頼関係で結ばれた91年生まれの日米バッテリーがプラン通り、白星への道筋をたどっていった。

 5月2日以来、53日ぶりの勝利で無傷の6勝目。球団外国人投手の開幕6連勝は64年バッキー、03年ムーア以来3人目。64年、03年もともにチームは優勝を果たしており「吉兆」といっていい。「もちろん、すべてのゲームに勝ちたいし、投げた試合で何とか勝ちに貢献できるように心から思っています。毎回ゲームは変わるので、自分の出せる全力で投げていきたい」

 登板した9試合でチームもすべて勝利。今季はここまで日曜日に登板しており、初の木曜日でナイターだったが杞憂(きゆう)に終わった。「Vに進撃の助っ投あり」――。背番号49に失速の気配はない。(遠藤 礼)

 ▽64年のバッキー 来日3年目で先発ローテに定着し、開幕から12試合で9連勝。シーズン46試合で24完投を含む353回1/3を投げ29勝、防御率1.89の2冠で優勝に貢献。外国人選手として初の沢村賞も受賞した。

 ▽03年のムーア 来日2年目で開幕当初は8試合で7度のクオリティースタートをマークする安定感で7連勝。球宴後は不振で未勝利に終わったが、2年連続の10勝を挙げ18年ぶりのリーグVに貢献した。

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