阪神・アルカンタラ「先制してもらったのに追いつかれてしまったのは反省点だけど」来日最長7回3失点

[ 2021年6月4日 05:30 ]

交流戦   阪神3-7オリックス ( 2021年6月4日    甲子園 )

<神・オ(3)>7回2死二、三塁、吉田正を三邪飛に仕留め、力強くグラブを叩くアルカンタラ(撮影・北條 貴史)
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 アルカンタラが3失点にとどめ、来日最長の7回を投げ抜いた。特に過去2度の登板でいずれも失点していた6回の“鬼門”を抑えた粘投が光った。

 「全体的に悪くなかったと思う。先制してもらったのに追いつかれてしまったのは反省点だけど、最後のピンチの場面を粘ることができたのは良かった」

 3―3の6回は連打で無死一、二塁。窮地を迎え、三たびの悪夢がよぎる中、T―岡田をフルカウントから152キロの直球で空振り三振に仕留め、後続を断った。

 7回は1死からの連打で再び一、二塁の窮地。宗の左飛を挟み、パ・リーグ打率トップの吉田正に対してはカウント3―1の不利から最速155キロを2球続けて三邪飛に押し込んだ。100球も来日最多。最後まで力を振り絞り、「最低限の仕事はできたと思うよ」と振り返った。

 矢野監督は「最後もしっかり粘ってくれた」と評価した上で「いいところと、次回に向けての課題はちょっと残るかなというところですね」と“伸びしろ”に期待した。(須田 麻祐子)

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2021年6月4日のニュース