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ヤクルト・高津監督 守護神の不調時の乗り越え方とは

[ 2021年6月4日 11:00 ]

ヤクルト・高津監督
Photo By スポニチ

 ヤクルト・高津監督が、現在のチームの選手の中で、一番気持ちが理解できるのは石山だろう。

 高津監督は日本、米国、韓国、台湾と渡り歩き347セーブをあげた守護神。石山も18年から抑えに定着し、昨年までで通算75セーブ。試合の最後を締めるやりがいもプレッシャーも誰よりもわかっているはずだ。

 ただ、今季の石山は本来の姿ではない。26試合で防御率5・25、0勝4敗、10セーブ(6月3日時点)。3敗目を喫した5月21日のDeNA戦後、高津監督は「しんどいでしょうけど、乗り越えていかないといけない」と話し、2試合ベンチから外した。その間の練習中には2人で話をする場面もあった。

 「経験も、気持ちの持ち方も話した。彼はそういうことは絶対ないけど“手を抜かないで一生懸命努力しましょう。それが積み重なった時間がたてば、必ず元に戻る”と言いました。やけにならないこと。しっかり自分の足下を見つめて時間を過ごすことが大事」

 高津監督も96年、5月まで安定した投球を見せるも、6月に2敗、8月に3敗。自己ワーストのシーズン6敗を記録した。「乗り越え方があるんですよ、抑えの。ちょっと楽しみに僕も見ているんですけど、楽しみに見ていてください」と含みを持たせて交流戦から石山をベンチに戻した。

 その初戦の25日の日本ハム戦。石山は1―4の8回から登板。今季初めてビハインドでのマウンドだった。右腕は1回を3者三振でパーフェクトリリーフした。指揮官は「本来は9回の勝っている場面が、彼の持ち場かもしれないけど、今はちょっと外して、状態が戻るのを待っている段階。すぐに戻れるポジションじゃないのでね」と説明した。

 25日以降は6試合に登板し、3試合で失点。まだ、本来の姿からは遠い。どのように復調するのか。石山が再び9回のマウンドに立ったとき、改めて「乗り越え方」を高津監督に聞いてみたい。(記者コラム・青森 正宣)

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