DeNA・大和 ベテランV打でソフトバンクに9年ぶり勝ち越し

[ 2021年6月4日 05:30 ]

交流戦   DeNA4―3ソフトバンク ( 2021年6月3日    横浜 )

<D・ソ>7回1死二塁、勝ち越しの左越え適時二塁打を放つ大和((撮影・久冨木 修)
Photo By スポニチ

 33歳。他球団なら中堅どころだが、DeNAではチーム最年長の大和は頼りになる。同点の7回1死二塁から左翼フェンス直撃の決勝二塁打。4年連続日本一の強敵ソフトバンク相手に2勝1分けで9年ぶりとなる勝ち越しに導き「詰まったけど、外野は抜けるかなと。田代さんのおかげ」と声を弾ませた。

 三浦監督も「ベテランの仕事をしてくれた」と称えた大和には、信頼を寄せる存在がいる。交流戦初戦の5月25日のオリックス戦からベンチ入りする66歳の田代巡回打撃コーチだ。「お父さんみたいな感じ」。打撃指導だけではない。時には世間話に夢中になり、やすらぎを与えてもらい、交流戦では5月28日の楽天戦に続く2度目の決勝打を放った。

 首位の阪神が敗れて自力優勝の可能性が復活。セ・リーグでは借金14の最下位だが、交流戦は単独2位につける。「強い相手に勝ち、みんな自信をつかんでいる」と大和。胸を張る姿が好調のチームを象徴していた。(大木 穂高)

続きを表示

2021年6月4日のニュース