巨人・重信が“名誉挽回”の一発!3打席連続三振の後で2カ月ぶり2号2ラン 原監督の評価は「50点」

[ 2021年6月4日 20:53 ]

交流戦   巨人6―0日本ハム ( 2021年6月4日    東京D )

<巨・日(1)>投打のヒーロー(左から)大江、重信、吉川はお立ち台で笑顔を見せる (撮影・森沢裕)
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 巨人の重信慎之介外野手(28)が日本ハム戦(東京D)の7回に“名誉挽回”の2号2ランを放ち、チームの3連勝に貢献した。

 「1番・右翼」で先発出場。だが、相手先発右腕・池田に対して初回はフォークに、2回は146キロ直球に、5回は147キロ直球にバットが空をきり、3打席連続で空振り三振を喫していた。

 そして、初回の2点先取から2―0のまま膠(こう)着状態が続いて迎えた7回。若林、大城の連打で無死二、三塁としてから亀井の中犠飛でまずは待望の3点目が入ると、ここで第4打席に入った重信は相手3番手右腕・鈴木健の投じた1ストライクからの2球目、真ん中付近のスライダーを右翼スタンドに叩き込んだ。

 試合後、先制打の吉川、好救援の大江に続いてお立ち台に上がった重信は「いくとは思いませんでした」と打った瞬間の感触を振り返りつつも、今季初めての1番スタメンで放った一発に「何とかチームのために塁に出たいと思って入ったんですけど、最初はちょっと0点のような成績だったので何とか最後は打ちたいなと思ってました」と苦笑い。「本当に何とかね、チームの力になりたい、何とかしたいっていう気持ちだけで打ったと思います」と振り返った。

 「ファンの方の声援の中でダイヤモンド一周できるというのは今この状況で当たり前じゃないと思うので本当に気持ち良かったですし、うれしかったです」とコロナ禍を踏まえてしみじみと話した重信。1番に起用した原辰徳監督(62)は「大事な1本は価値あるものですけれども、やっぱり1番バッターというものは出塁率というかね。やっぱり、しつこいバッティングっていうのが必要ですから」とした上で「まぁ、50点というところじゃないでしょうか」と話していた。

 重信の本塁打は4月8日の阪神戦(甲子園)以来2カ月ぶりとなる今季2号。なお、その時も3―0で勝利を収めている。

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