ダルビッシュ 日米通算170勝 5回1/3を2失点&2安打 「久しぶりに良いカッター投げられた」

[ 2021年6月4日 14:45 ]

ナ・リーグ   パドレス4―3メッツ ( 2021年6月4日    サンディエゴ )

先発したダルビッシュ
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 パドレスのダルビッシュ有投手(34)が3日(日本時間4日)、本拠地サンディエゴでのメッツ戦に今季12度目となる先発で登板した。5回1/3を4安打安打2失点。チームもメッツに4-3で競り勝ち、今季6勝目を挙げて日米通算170勝(日本93勝、MLB77勝)を達成した。現役投手では松坂大輔(現西武)に並び3位タイとなった。

 初回からカットボール、ツーシームを駆使して三者凡退で立ち上がると、2回に四球で走者を出した以外は完璧な投球。3回に4番・タティスが先制2ラン。援護をもらい、3、4回と難なく三者凡退に抑えて4回まで無安打と快投した。5回2死から連打されたが、後続を斬って無失点とした。6回1死から2ランを浴び、四球で2死一塁と走者を残して降板した。

 ダルビッシュは6回、リンドーに中前打を許した際、左膝を上げて止める動作を2度繰り返したあとに投げるなど、投球フォームがしっくり来ていなかった様子だった。

 一方、 打撃でも2安打。2回にメッツ先発ウォーカーの直球をはじき返し、痛烈な左前打とした。打球速度107マイル(約172キロ)は5回まで両軍合わせて、一番速い打球で、パドレスファンの「ユーコール」を浴びた。4回にもバットを短く持って右翼線二塁打でチャンスを広げ、3点目追加につなげた。

 日米通算170勝に到達している現役投手は、田中将大(楽天)、石川雅規(ヤクルト、日本のみ173勝)、松坂大輔(西武)。

 ▼パドレス・ダルビッシュ 最初は探りながらでしたが、4、5回から状態は良くなったと思います。最初の一巡目はスライダーを少なくして、二巡目から多く使っていこうという形だった。久しぶりにカッターがいい球投げられたので、そのへんは良かったと思います。ツーシームも良い所に投げられたと思います。(打撃での貢献)ちょっとずつ自分でも試行錯誤しながら。少しでも打てればチームのためになるので。いろいろ最近やってるけど良い結果になってよかったです。(次回に向けて)6月に入りましたし、みんな疲れが溜まってきてるころ。みんなで助けながら一人一人ができることをちゃんとやって、また明日の試合に臨みたい。

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