ソフトB、打線沈黙…オリックス・由伸の前にわずか2安打 昨年8月5日以来の完封負け

[ 2021年4月2日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク0-2オリックス ( 2021年4月1日    京セラD )

<オ・ソ>3回、円陣を組むソフトバンクナイン(撮影・後藤 正志)
Photo By スポニチ

 エイプリルフールの嘘であってほしい。今季ワーストの2安打。打線が沈黙し、山本と堂々の投げ合いを演じた武田を援護できなかった。

 「状態はあまり良くなかった。初回から走者を背負うことが多く、苦しい投球に。初回以外は粘ることができたが。結果は1失点ですが、反省点は多い」

 2年ぶりの開幕ローテーション復帰右腕は初回だけが心残りだ。先頭から3連打を浴び、7球で失点。6回1/3、110球で4安打1失点。5四球を出したが7三振と要所を締めた。工藤監督も「回を追うごとに良くなったし、初回だけ。最初にしてはナイスピッチングですよ」と称えた。

 相手右腕の気迫、仕上がりがあまりにも良すぎた。指揮官も思わず「中5日であんなにいいとは。そうそう打てません。相手をほめるのは良くないが山本くんを褒めるしか。今日は、しょうがないですね」と開き直った。昨季は4勝2敗と勝ち越していた山本に最後まで投げ切られた。昨年8月5日の楽天戦で、涌井にやられて以来の完投零封負けとなった。

 開幕4連勝後に2連敗。2カード目で初の負け越しとなったが、2日から西武3連戦と試合は続く。「日々、新たに」と言い続ける指揮官は、切り替えを強調した。「次に生かすための反省は大事。下向きになるような反省をしても仕方ない。シーズンは長い、とにかく長いので」。笑っていたが、やられたら必ずやり返すのが常勝軍団。そのためのリスタートを切る。

続きを表示

2021年4月2日のニュース