マエケン 開幕白星ならず「悔しい」も「素晴らしい経験できた」

[ 2021年4月2日 09:13 ]

インターリーグ   ツインズ5ー6ブルワーズ ( 2021年4月1日    ミルウォーキー )

ツインズの開幕投手としてブルワーズ戦に先発した前田(AP)
Photo By AP

 ツインズの前田健太投手(32)は4月1日(日本時間2日)、ウィンスコンシン州ミルウォーキーのアメリカン・ファミリー・フィールドで行われたブルワーズとの今季開幕戦に先発し、4回1/3を投げて6安打2失点(自責点1)3四死球、5三振だった。今シーズン初勝利はならなかった。

 試合後の前田の一問一答は以下の通り。

――3回に36球を投げたが、次のイニングにまだ投げ続けられた
「次のイニングも(マウンドに)上がることはもちろん考えていた。本当は1点も与えたくなかった。押し出しっていう最低な形で1点は取られたけど、最低限踏ん張れたってところはあったかな、あのイニングに関しては」

――スライダーをかなりファウルにされたが、投げ切れていなかったのか、ブルワーズがいい仕事をしたのか
「ほとんど投げ切れてなかったですね。3回、イエリッチに変な感じで死球を与えてから、少し投球フォームの感覚がおかしくなって、修正するのに少し時間がかかった。あの回から特に左バッターにはスライダーがほとんど決まらなかったし、曲がりもすごく悪かったので、相手バッターがというよりも、自分の投げているボールが悪かったなと思う」

――3回の投球のずれとは具体的にどのような感じか
「左バッターのインコースに投げるスライダーが全部外にいってしまった。ストライクでも外にいっていたし、ボールになるときも外に流れてしまっていた。本来だったら左バッターのボールになるときは内に食い込んでいってボールになるはずなんですけど、それが全部外に流れていってしまっていたので、一番悪い投球フォーム。ダメなときのフォームですね」

――そこからどのくらいの時点で修正できたのか
「最後の1イニング、ピンチで代わってしまいましたけど、感覚的にはすごい良くなってきたと思います。次の登板までには必ず、戻るとは思う。ピンチが続いてしまったので、なかなか修正し切れなかったですけど、最後の方になってから少し良くはなったので、次の登板までにしっかり修正できると思います」

――1万1000人のファンの前でのプレーは
「昨年、お客さん、ファンがいない状態っていうのに慣れていた。満塁の場面とかビジターになるとすごい相手チームを応援するような声援も起きてくる。そういう意味ではファンが入って戦うというのはホームアドバンテージとしてはあると思う」

――開幕投手は光栄と話していたが、実際に投げてみてどうだったか
「僕としては素晴らしい経験ができました。メジャーリーグ開幕の時にいつもはベンチで見たりとか、チームを応援する立場だったけど、自分が開幕の日に投げることができて、すごく素晴らしい時間だった。いいピッチングができなかったのは悔しいので、この経験を生かして次の機会に必ずいいピッチングができるように、チームが勝てるようなピッチャーになって、また開幕投手を目指したいなと思う」

――打撃では1打席目は二飛で残念そうだったが、次の打席はしっかりバントを決めた
「久しぶりに打席に立てて楽しかったですし、しっかりバントを決めることができて、その後にアラエスがヒットを打って点が入った。DH制がない時はピッチャーの打席もすごく大事になると思います。チームにバントがうまいっていうのをアピールできたと思うので、いつか代打でバントとかでる機会があるかもしれない」

――降板時、エラーしたシモンズから何か声をかけられたように見えたが
「声というより、たぶんジェスチャー。シモンズのミスで交代となったからすごい悔しそうにしてると思うし、そういう表情だったと思う」

続きを表示

2021年4月2日のニュース