巨人・野上、6回7K2失点好投で完全復活も無援に泣く 打線がわずか4安打で今季初の零敗

[ 2021年4月2日 20:35 ]

セ・リーグ   巨人0ー2ヤクルト ( 2021年4月2日    東京D )

<巨・ヤ>9回、投手交代を告げる原監督。右は代打で三振に倒れた中島(撮影・森沢 裕)
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 巨人は2日にヤクルト(東京ドーム)と対戦し、0-2で敗れた。

 巨人の先発は19年8月6日の中日戦以来となる605日ぶりの1軍マウンドに上がった野上。立ち上がりに失策で走者を出したものの無失点に抑える上々の立ち上がりを見せた。5回まで5奪三振と危なげない投球だったが、0-0の6回1死一塁からヤクルトの主砲・村上に甘く入ったスライダーを右翼席に運ばれて先制を許した。

 野上は6回に代打を送られて降板し、18年5月13日(中日戦)以来、1055日ぶりの先発勝利とはならず。それでも6回7奪三振2失点の投球で完全復活の印象を与えた。その後は中継ぎ陣がヤクルト打線を封じ込めて追加点は許さなかった。

 しかし、打線はヤクルト先発・小川を捉えきることができない。初回に2番・ウィーラーが右中間フェンス直撃の二塁打を放つも得点にはつながらず。2回以降は二塁すら踏めなかった。

 ようやく得点圏に走者が出たのは8回。先頭の亀井が左中間を破る二塁打で反撃の好機。しかし、後が続かない。開幕から6試合連続安打を放っている大城が遊飛、若林は捕邪飛。ビエイラの代打で中島が打席に入ったところで小川がマウンドを降りた。だが、中島は2番手の清水から空振り三振で好機を逸した。9回はあっさり3者凡退に終わり、わずか4安打で今季初の零敗を喫した。

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