ヤクルト、投打の主役が躍動! エース小川「初回から全力」7回2/3無失点 村上が特大先制3号2ラン

[ 2021年4月2日 20:24 ]

セ・リーグ   ヤクルトー巨人 ( 2021年4月2日    東京D )

<巨・ヤ>7回を無失点で投げ終え吠える小川(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルト・小川泰弘投手(30)が2日の巨人戦(東京ドーム)で先発し、7回2/3を投げ無失点の好投を見せた。

 3月26日の開幕登板以来2度目のマウンドに上がった小川は初回1死からウィーラーに右中間フェンス直撃の二塁打を打たれ早々にピンチを迎える。それでも、坂本を中飛、岡本和を右飛に抑えて無失点で切り抜けた。そこからリズムに乗った小川は2回以降、スコアボードに0を並べた。

 小川の好投に応えたい打線は5回まで巨人先発・野上の前に走者を出すが、あと一本が出ず。そんな投手戦の空気を変えたのが主砲の一発だった。6回、先頭の中村が左前打で出塁し、1死一塁で回ってきた村上。野上に対して2打席連続三振と抑えられていたが、カウント1ストライク1ボールからの3球目、甘く入ったスライダーを完璧に捉えた。打った瞬間、村上は本塁打を確信し、打球の行方を目で追った。打球は右翼席へ飛び込む先制3号2ランとなり、エースを援護した。

 小川は8回に先頭の亀井に二塁打を浴び、初回ぶりに得点圏の走者を出した。それでも開幕から6試合連続安打を放っている大城を遊飛、若林を捕邪飛に打ち取り2死までこぎつけた。しかし、巨人がビエイラに代打で中島を送ったところで、高津監督が投手交代のコール。小川は奪った三振はわずか3つだったが、コーナーを突く丁寧な投球で7回2/3を105球投げて無失点。後を受けた清水は中島を空振り三振に抑えた。

 ▼小川 チームに勢いがあって自分もその勢いに乗って、初回から全力で飛ばしていきました。長いイニングも投げることができましたし集中力を切らさず丁寧に投球ができたと思います。

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