明豊・太田「絶対にもう一回歌いたかった」 南こうせつ作曲の校歌「明日への旅」流せず悔やむ

[ 2021年4月2日 05:30 ]

第93回選抜高校野球大会最終日 決勝   明豊2-3東海大相模 ( 2021年4月1日    甲子園 )

<東海大相模・明豊>ガックリとアルプスの応援団にあいさつする明豊ナイン(撮影・井垣 忠夫)
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 校歌「明日への旅」を流すことはできなかった。一般的な校歌とはひと味違うポップなメロディーと歌詞が特徴だ。応援団の責任者の小林さんは「甲子園で校歌が流れると、CDを売ってください、という電話が学校にあるんですけど、非売品なんです」と話した。明豊に入学すれば生徒1人に1枚ずつプレゼントされる。作曲はシンガーソングライターの南こうせつ、作詞が妻の南育代さんとなっている。太田は「歌いやすいのもある。友だちからもう一回聞きたいと言われていたので、絶対にもう一回歌いたかった」と悔やんだ。

 それでも、三塁側の明豊スタンドには収容人数いっぱいの1000人が歓声を送った。小林は「これまでは600~700人だったので今大会最多です」と話した。決勝に合わせて大分から200人ほどが駆けつけたという。新型コロナウイルスの影響で中止になった昨年大会で準備していたタオルを持ち込み、今大会で掲げた。小林さんは「出場できなかった3年生の分も含めてという思いです」と語った。
 

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2021年4月2日のニュース