ヤクルト3連勝 村上V2ラン「僕がしっかりしないと」高津監督「いいゲームができている」

[ 2021年4月2日 21:08 ]

セ・リーグ   ヤクルト2ー0巨人 ( 2021年4月2日    東京D )

<巨・ヤ>6回、先制2ランを放った村上(左)を出迎える高津監督(撮影・森沢 裕)
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 ヤクルトが2日、巨人(東京ドーム)と対戦し2-0で勝利。引き分けを挟んで3連勝を飾り、勝率を5割に戻した。

 先発の小川が7回2/3を投げ無失点の投球。これには高津監督も「やっぱり先発の小川に尽きる。彼らしく粘り強く丁寧にいいピッチングだった」と称えた。小川は奪った三振はわずか3つだがコーナーを突く投球で巨人打線を4安打に封じ込めた。完封ペースに見えたが、7回2死二塁、代打・中島の場面で指揮官は「ちょっと迷った」と悩んだ末に小川から清水に投手交代を決断。後を受けた清水がきっちり中島を空振り三振に斬り、ピンチを切り抜けた。9回は1番から始まる好打順も、マクガフが3者凡退に抑えて逃げ切った。

 打線は巨人先発・野上に5回まで無失点に抑えられたが、空気を一変させたのは主砲・村上の一発。0-0の6回1死一塁の場面で「何とか点数を取りたいなと思って打席に入った」という村上は、甘く入ったスライダーをフルスイング。完璧に捉えた打球は右翼席に飛び込む先制の3号2ランで「感触も良かった」と納得の一発。高津監督も「一発で試合を決めてくれる一本をこちらも期待している。今日はその通りいいホームランだった」と目を細めた。

 3月31日に西田が新型コロナウイルス陽性となり、青木や内川といった主力を欠いている状況。村上は「今は本当に青木さんや内川さんがいない中で僕がしっかりしないといけないなと思っている」と4番の役割を全うし、チームを引き分けを挟み3連勝に導いた。指揮官も「みんなが色んな事を意識して、みんなは口には出さないけど団結だったり結束だったりを意識した、いいゲームができている」と手応えを口にした。

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2021年4月2日のニュース