ソフトバンク5位、履正社・田上 叔父・秀則氏から「焦らずコツコツと」エールもらった

[ 2020年11月23日 05:30 ]

稲嶺(左)、福山(右)の両スカウトに囲まれて、初めてソフトバンクのユニホームを披露する田上
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 ソフトバンクからドラフト5位で指名された履正社の田上奏大投手(17)が22日、大阪市内のホテルで入団交渉し、仮契約を結んだ。契約金3000万円、年俸550万円(金額は推定)。

 初めて袖を通したソフトバンクのユニホームは、1メートル85、87キロのイケメンにはカッコ良く映えた。「ずっと憧れていたユニホームなのでうれしい」と身を引き締めると、福山龍太郎アマスカウトチーフからも「叔父よりも似合うぞ」と太鼓判を押された。

 その叔父は中日、ソフトバンクで捕手として通算11年間活躍した田上秀則氏(現大産大付高監督)。プロ入りが決まってから「焦らずコツコツと頑張れ」とエールももらい、「叔父のように1軍でたくさん活躍したい」と着こなしだけではなくプレーでも超えてみせるつもりだ。

 履正社では2年春夏と今夏の交流試合に外野手として甲子園に出場したものの、今年6月から本格的に投手に転向した最速151キロ右腕は公式戦未登板。それでも将来性を評価されて、「プロでは投手のすべてを吸収したい」と田上も自身の可能性に懸けている。日本シリーズ第1戦をテレビで観戦し、「千賀さんのフォークボールのように、僕も武器となるウイニングショットを身につけたい。カットボールかな…」と数年後の“お化けカット”をイメージしていた。

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2020年11月23日のニュース