森繁和氏　巨人　1、2番コンビ吉川尚＆松原2戦で13の1　第3戦は原監督の手腕に注目

SMBC日本シリーズ第2戦   ソフトバンク13－2巨人 （ 2020年11月22日    京セラD ）

＜巨・ソ＞3回2死一塁、石川（手前）から左前打を放つ吉川尚（撮影・木村　揚輔）
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　【森繁和　シリーズ大分析3】大敗で連敗を喫した巨人は追い詰められた。第3戦からは相手のホームのペイペイドーム。完全に勢いにのみ込まれており、0勝4敗に終わった昨季の悪夢がよみがえりかねない状況だ。

　パワー系の千賀、石川の次は、相手先発はムーア、和田と左腕が来る。巨人は1番・吉川尚と2番・松原が左打者で、2試合で計13打数1安打と出塁→得点の役割を果たせていない。DHの亀井も左打者。1、2戦目はオーダーを変えなかった原監督が、得点を奪うために動いてくるかどうかも注目だ。

　勝利のために求められるのは先発投手の頑張り。これに尽きる。

　5回まででもいい。最少失点で踏ん張り、打線は少しでも早い回に援護する。敵地で先攻になるだけに、初回から先制点を奪うような気概で臨んでほしい。（本紙評論家）