日本ハム・清水 近藤らとの合同自主トレに来年初参加 7年目の正捕手獲りへ

[ 2020年11月23日 05:30 ]

日本ハム・清水
Photo By スポニチ

 日本ハムの清水優心捕手(24)が、来年の合同自主トレを近藤健介外野手(27)、渡辺諒内野手(25)らと初めて行うことを明かした。22日の千葉・鎌ケ谷での秋季練習に参加した6年目捕手は、自ら直訴して近藤との合同自主トレに初参加することが決定。2年連続で最高出塁率のタイトルを獲得したリーグ屈指の巧打者から打撃、配球面での読みを教わりたい考えを明かした。

 7年目の正捕手獲りへ、清水が悲壮な決意を明かした。今季は過去2年を下回る69試合の出場で打率・193。守備でもリーグ5位タイ8失策、リーグ最多タイ7捕逸と悔しさの残るシーズンとなった。当然、ファンの厳しい言葉も耳に入っている。現状を打破すべく、近藤の部屋のドアを叩いた。

 ある遠征先の試合後、午後11時ごろだった。近藤に「話があります」とだけ告げて部屋を訪れると、来年の合同自主トレで鹿児島・徳之島での「近藤塾」入門を志願。近藤も快諾してくれたという。「捕手としても、打つ方も技術を上げないといけない。近藤さんは打者としていろいろ経験されているので配球面でも聞いてみたい」と狙いを明かした。

 日本ハムは上位を打つ西川、近藤、中田、大田、渡辺が好機を演出しても、清水ら下位打線が走者を還せない場面が多く見られた。「今年は下位で切れて、上位が得点パターンだった。チャンスで下位がつなげば得点力が上がる」と清水。今季、打率・283の成績を残した渡辺には同じ右打者としての心構えを聞いてみたい考えもあり、「確率を上げないといけない。まずは・250を打ちたい」と力強く話した。

 清水はプレー中に感情面で不安定になることも自覚している。「メンタル的にも弱い。近藤さんに人間的な面でも勉強して切り替えを学びたい」と安定して成績を残す秘けつを習得したい考えだ。年始から始まる合同自主トレ。近藤イズムを吸収し、飛躍の7年目につなげる。(東尾 洋樹)

続きを表示

2020年11月23日のニュース