マエケンへの“贈り物”エピソードで感じた ツインズの結束力と雰囲気の良さ

[ 2020年8月31日 09:00 ]

ツインズの前田健太
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 ツインズ・前田への贈り物が、日米で話題を呼んだ。8回までノーヒットノーランを続けた18日のブルワーズ戦で、9回の先頭打者に安打を許して降板後、抑え投手のロジャーズが救援に失敗して逆転負け。白星を消してしまったおわびとして、高級な日本米を購入できる「お米券」をプレゼントされたエピソードだ。

 ロジャーズは当初、お酒を贈ろうとしたが、前田が飲まないと知ってチョイスを変えた。こんな経緯にも気遣いが表れるとともに、24日のインディアンス戦ではロジャーズが1点差の9回を締めて前田が4勝目。チームの結束力と雰囲気の良さがうかがえた。

 大リーグでは、背番号を譲ってもらう際に感謝のしるしとしてプレゼントを贈る風習がある。高級ブランド品、趣味の品、現金などさまざまだが、日本人大リーガーで、相手に応じて異なるギフト券を選んでいたのが、元ヤンキースの松井秀喜氏だった。

 10年に加入したエンゼルスでは右腕オサリバンに、11年にプレーしたアスレチックスでは左腕オートマンに、背番号55を譲り受けた。新婚だったオサリバンには「奥さんと2人でお腹いっぱい食べられるくらい」の高額な食事券を、オートマンには「ギターが趣味だそうなので」と楽器が購入できる音楽ギフト券をプレゼント。照れくさかったのか、いずれのケースも何を贈ったのか聞けたのは入団後しばらく経ってからだったが、選び方には相手への気遣いにあふれていた。

 前田は30日(日本時間31日)のタイガース戦で6回3失点と試合をつくったが、2―3で惜敗し、今季初黒星を喫した。チームは5連敗で、首位と1・5ゲーム差の地区3位。残り25試合で「プライスレス」なプレーオフの切符を得るために、さらなる結束が求められる。(記者コラム・大林 幹雄) 

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