阪神・大山 土壇場延長10回2死から意地のV打!32日ぶり貯金生活

[ 2020年8月31日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神5―3広島 ( 2020年8月30日    マツダ )

<広・神>延長10回2死一、二塁、大山は右中間に2点適時三塁打を放ち、塁上で手を叩く(撮影・坂田 高浩)
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 意地のひと振りだ。阪神は30日の広島戦に5―3で勝利した。同点の10回2死一、二塁で、大山悠輔内野手(25)がカウント3ボールから打っていって右翼頭上を襲う2点三塁打。チームに7月29日以来、32日ぶりの貯金1をもたらした。

 俺が決めると心に誓っていた。後ろのボーアに任せるつもりもない。カウントは3ボールになったが四球でつなぐことをヨシとせず、結果を恐れずに4球目を振っていった。

 「打つしかないと思っていましたし、次につなげるよりは自分が決める気持ちで打席に入った。(3ボールで)見逃す気はなかったので、狙い球、コースを絞って思い切っていきました」

 延長10回2死一、二塁、フランスアの真ん中149キロ直球に負けなかった。やや差し込まれたが、目いっぱいに押し返すと前進守備を敷いていた右翼の頭上へ。必死にスライディングキャッチを試みた鈴木誠のグラブのちょっと先に打球が弾んだ。勝負に打って出た大山の気持ちがわずかに勝っての2点三塁打だ。前を打つ4番サンズが3ボールになった時点で申告敬遠されたことで、闘志をメラメラとさせていた。3ボールからの安打は、今季初めてだった。

 「二塁になったところで勝負は僕だろうと思っていたので、打つしかないと思って準備していた」

 この日も4打席目までは快音が響かず、8月は打率・245と低調。28日の試合前には矢野監督から直接指導も受けていた。「1年間やってる間に俺らも、やろうとしたことができないとか、自分の意識してることが過度になったりするから。気づいたことは伝えていこうと思ってね」信頼して使ってくれるその指揮官の思いにも応えてみせた。

 ペナントレースはちょうど半分の60試合を消化して、29勝28敗3分け。7月29日以来、32日ぶりの貯金1だ。9月1日からは最長の13連戦が始まる。

 「まだまだ先はある。先ではなくて、目の前の1試合を全力で戦うだけなので、頑張ります」

 リーグ優勝しか日本一の道が開けない2020シーズン。引き分けじゃなく、勝って中間地点を折り返したことが大きい。さあ、この勢いのまま、後半戦は巨人の背中を追うだけだ。(長谷川 凡記)

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