巨人トレードの思惑、超過密日程見据えた補強 希少サイド左腕、楽天・高梨獲得でブルペンに厚み

[ 2020年7月14日 22:06 ]

巨人・高田(左)と楽天・高梨
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 巨人にとってはコロナ禍の「今季」を見据えた補強だ。超過密日程で故障者が出ることを見越し、中継ぎ投手の調査は春先から進めてきた。他球団の顔ぶれをチェックする中で、昨季までの3年間で計164試合に登板も今季1軍出場のない高梨が目に留まり、楽天側に話を持ちかけた。

 守護神のデラロサが6日から左脇腹肉離れで長期離脱中。高梨と同じ左腕の高木が、開幕から18試合で12登板と過多になっていること。さらに先週3試合が雨天中止となり、9月に13連戦、10月に10連戦が組まれたこともトレード成立への動きを加速させた。

 ウィーラーに続き、3週間で同一球団と2件のトレード成立は超異例だが、両球団ともに近年は他球団よりトレードに積極的だ。大塚淳弘球団副代表編成担当は「昔はトレードに出して活躍されたら困ると、“飼い殺し”をしていた時代があった。今は生かす道があるんだったら探してあげたい」と説明した。新型コロナの影響でメジャーの移籍市場が一時凍結し、選択肢が国内球団を中心に狭まったことも背景にある。

 高田は将来のローテーション候補だが、まだ先になると判断。今季リーグ2連覇を果たすため即戦力の底上げを図った。1軍のリリーフ左腕は中川、高木、藤岡の3人。侍ジャパンの経験もある高梨は実績十分で、サイドスロー左腕というのもチームに不在の希少なタイプだ。

 抑えは沢村を中心として中川、大竹、高木で乗り切る方針。高梨が抑えにつなぐ役割に加われば、昨季も一時抑えを務めた中川を弾力を持って活用できる。(神田 佑)

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