楽天トレードの思惑、先発陣の次世代にらみ高田獲得 石井GM「中期的な選手がいることが大事」

[ 2020年7月14日 22:17 ]

巨人・高田(左)と楽天・高梨
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 楽天にとっては数年後を見据えた補強だった。石井一久GMは「先発の次の世代が凄く手詰まりしている状況。優勝争いをする中で中期的な(次の)選手がしっかりいることが大事。そういった狙いで(高田を)獲得した」と説明した。

 過去5年、生え抜きで年間20試合先発以上を複数年記録したのは、則本昂の4度、ロッテに移籍した美馬の3度だけ。2桁勝利も則本昂と美馬のみだった。「高田選手は大学4年の年。ドラフトなら1、2位でいける逸材」と同GM。岸が35歳、涌井が34歳と先発陣は年齢層が高くなった。藤平ら若手先発陣は伸び悩んでおり、18年にイースタン・リーグで最多勝、最優秀防御率、最高勝率の投手3冠を獲得した高田は魅力的だった。

 左横手の高梨は昨年、対左打者の被打率が・233、右打者には・190と変則フォームを生かせなかった。同GMは「左右問わず1イニングでも多く投げられる投手が凄く大事」と救援投手に求める適性について話す。昨季はブセニッツ、今季はシャギワを獲得し、守護神・森原につなぐ、7、8回を任せている。ワンポイントの要素が強い高梨の生きる場は減った。

 現役時代に日米で移籍を経験した石井GMには「他球団に行っても出場機会がなければトレードしない。出場機会がある中でできることでパフォーマンスも上がったりする」との信念がある。高梨のためのトレードでもあった。(春川 英樹)

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