阪神・新守護神は日替わりで対応!スアレス軸に岩崎、伊藤和、馬場もスタンバイ

[ 2020年7月14日 05:30 ]

阪神のスアレス
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 阪神の矢野燿大監督(51)が13日、今後の抑えは日替わりで対応する考えを明かした。藤川球児投手(39)が右肩のコンディション不良で12日に出場選手登録を抹消。理想は固定だが、同日のDeNA戦で初セーブを挙げたロベルト・スアレス投手(29)を軸に試合状況に応じて起用していく方針だ。

 「抑えは体力的にもメンタル的にも、けっこう難しい。まだ確定とまではいかない。その時の状況に応じて」

 言葉から判断すれば、日替わりストッパー制となる。実績から、その候補となるのがセットアッパーだったスアレスや、勝利の方程式の一翼を担う岩崎だろう。藤川が出場選手登録を抹消された12日のDeNA戦は2点リードの9回にスアレスが1失点し、最後はピンチを切り抜けて辛うじてセーブを挙げた。「経験という形でスアちゃんにいってもらったけど、決定ではない」と現状は1人だけに任せるつもりはない。

 来日5年目で、まだ2セーブ目。ソフトバンク時代の16年に58試合に登板した経験はあるものの、17年11月に「右肘内側側副靱帯再建手術」を受けた。18年に11試合、19年に9試合しか登板しておらず、代役として固定すれば登板過多など不安は少なくない。
 「(伊藤)和雄とか、馬場とか入れていきながら、(岩崎)優はもちろんいつも通りいるし、そういうメンバーをどう使っていこうかなというところ」

 基本的にはスアレスを軸とする方針に変わりはないものの、指揮官が2軍監督時代の18年にウエスタン・リーグのセーブ王となった伊藤和や、昨季は同リーグトップの奪三振数を記録した馬場など新戦力の台頭にも期待したい。スアレスの負担を軽減させながらの選手起用が理想だ。

 首位ヤクルトと対戦する14日から、まだまだ3カード続けて甲子園が舞台。今季の本拠地4戦はすべて僅差のスコアとなっており、勝ち切るには9回の男は大事な要素となる。借金4の最下位だが、必勝パターンが確立できれば一気の返済も可能だ。(山本 浩之) 

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2020年7月14日のニュース